2011年1月4日から6日まで、国立天文台水沢VLBI観測所VERA水沢局の口径20m電波望遠鏡を用いた高校生による天文学研究の体験企画「第4回Z星研究調査隊」が開催されました。
今回は岩手県の3高校(盛岡第一高校、水沢高校、宮古水産高校)計8人が参加しました。学校ごとに班編成を行い、国立天文台のチューターが高校に数回出向いて事前講義を行って、各高校で観測領域についての十分な検討を事前にしてもらいました。その成果もあり、盛岡第一高校班でカシオペア座とケフェウス座の境界領域のIRAS 00040+6645という赤外線を出す星の方向に新しく電波星(水メーザー源)を一つ発見しました。この結果はVERAプロジェクトの研究にとっても重要な役割を果たしています。
なお、他にも他班も含めて候補天体があり、これらの天体も含めて、今後追加観測を検討しています。
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