第72回岩手日報文化賞 国立天文台水沢VLBI観測所が受賞!

岩手日報社は岩手を代表する新聞社の一つで、岩手日報文化賞・体育賞は岩手の発展に貢献された方々の功績をたたえ贈られるものです。

第72回(1948年~)を迎える今年は、文化賞4団体、体育賞3人2団体、同賞・希望に1団体が選ばれ、文化賞のうちの1団体として国立天文台水沢VLBI観測所が受賞することとなりました。

今回の受賞について本間所長は次のように語っています。
「このたびは岩手日報文化賞という、歴史と名誉ある賞を当観測所が受賞することになり、職員一同大変うれしく思っております。今年は水沢に旧臨時緯度観測所ができて以来120周年という節目の年であり、そのような記念すべき年にブラックホールの撮影成功という大きな成果を出せたことに加えて今回の受賞となりましたこと、国立天文台水沢の120年の歴史の中でも特筆すべき出来事となりました。今回の受賞は、日頃から観測所の運営に力を尽くす職員一同はもちろんのこと、120年に渡る我々の活動を様々な形でサポートしていただいた地元岩手の皆様のおかげでもありますので、この機会にすべての関係者の皆様に観測所長より感謝申し上げます。」

また本間所長に代わり贈呈式に臨んだ秦助教は、受賞の挨拶で次のように喜びと感謝の気持ちを言葉にしました。
「天文学のような基礎研究はすぐに生活の役に立つものではありません。ただ基礎研究は、人類がこれまで見たこともないものを解き明かし、私たちの世界観を変えるものと思います。このような活動が歴史ある岩手日報文化賞に称されたことは本当に嬉しく思います。またこの長きに渡り研究を進めて来られたのは地元である水沢、そして岩手の皆さんの絶え間ないご理解ご協力の賜物であり、感謝申し上げます。」

なお贈呈式は、11月3日に盛岡グランドホテル(盛岡市愛宕下)で開催されました。




文責:小澤友彦

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