令和元年度 第69回河北文化賞 国立天文台水沢VLBI観測所 受賞

河北新報社は宮城を中心に広く東北で親しまれる新聞社の一つで、河北文化賞は昭和26年に創設され東北の学術、芸術、体育、産業、社会活動の各部門で顕著な業績を挙げた個人、団体に贈られるものです。

第69回となる今回は、3個人、2団体が選ばれ、団体のうちの1つとして国立天文台水沢VLBI観測所が受賞しました。

今回の受賞は小沢昌記奥州市長の推薦によるもので、
「総勢200人の国際チームが挑んだ史上初となるブラックホールの輪郭撮影で大きな役割を果たした。宇宙の謎を解明する重要な手掛かりで、ノーベル賞級の成果を上げた。」
と述べるとともに、水沢にいる研究者の名前を挙げ、それぞれの果たした役割についてご紹介いただいています。

今回の受賞について本間所長は次のように語っています。
「この度、河北文化賞という、東北地方において大変に名誉ある賞を国立天文台水沢VLBI観測所が受賞しましたこと、所長として非常に嬉しく思っております。明治32年に水沢の地に緯度観測所として開設されて以来、当観測所は120年の長きに渡って世界と協力しながら最先端の宇宙の観測を続けてきました。そして2019年には国際協力でブラックホールの撮影を成し遂げることができました。これまでの長きに渡る関係者のご支援にこの場をおかりして感謝申し上げます。そして今後も東北から世界と連携して優れた研究成果を出していきたいと思っておりますので、引き続き皆さまのご支援をいただければ幸いです。」

なお贈呈式は、1月17日に仙台国際ホテル(仙台市青葉区)で開催されました。

(第69回令和元年度河北文化賞より一部引用しています。)



参考



文責:小澤友彦

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