VERAアンテナの今後の運用見込みについて


日本天文学会のみなさま
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***  VERAアンテナの今後の運用見込みについて  ***

国立天文台水沢VLBI観測所長
本間 希樹


先日、国立天文台水沢VLBI観測所の今年度予算の大幅削減と、それに伴うVERA3局のアンテナの今シーズン末(2020年6月)での運用停止についてご案内したところですが(3月27日付け「VERAプロジェクト前倒し終了および今後のアンテナの運用停止見込みについて」)、その後、国立天文台のリーダーシップ経費による水沢VLBI観測所への追加予算配分と、それに基づくVERA各アンテナの今年度中の運転継続が正式に決定しましたので、ここにお知らせします。

今回の決定により、2020年度末(2021年3月末)まではVERAの4局すべてアンテナの運用継続が可能となります。このため、今年度については日韓合同VLBI観測網(KaVA)および東アジアVLBI観測網(EAVN)の共同利用についても、昨年度と同様にVERAの4局すべてが参加する形で観測を継続いたします。

2021年度以降については、全4局での観測継続の可能性について、国立天文台内で検討を継続しているところです。コミュニティの皆様には引き続きご心配をおかけしますが、当観測所としても、今後の長期的な運用継続に向けて努力してまいりますので、今後ともご理解とご支援を賜ることができれば幸いです。

なお、2020年3月の予算削減とVERAの一部アンテナの停止の発表以降、多くの皆様から励ましのメッセージや貴重なご寄付等をいただきました。水沢VLBI観測所の活動を様々な形でサポートしてくださるすべての皆様に、ここにお礼申し上げます。

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