石垣島天文台について

八重山のちゅら星

石垣島など、八重山諸島は北回帰線のすぐ北側の北緯24度に位置しています。このため、ジェット気流の影響も少なく大気が安定で星がまたたかず、南十字星など本土では見られないたくさんの星々を観測することができます。

八重山諸島は梅雨明けが本土より早く、夏の晴天率は40%もあり、天の川の良く見える星空が広がっています。これを見ると長生きをすると言われるカノープス(南極老人星)も南の島では容易に見ることができます。石垣島天文台は、星空の観察に必要な条件を備えた最適な場所に作られたのです。

 

南の島での天文学・惑星科学

 

太陽系を科学する

太陽系模式図石垣島天文台では、惑星科学や天文学の研究をおこないます。緯度が低く、黄道が高いために、黄道付近にある太陽系内天体の観測研究には最適の場所です。突然出現する彗星や、地球に接近する小惑星の観測など、太陽系内で起きるさまざまな現象をいち早く観測することができます。

 

世界とつながる天文台

新星、超新星、ガンマ線バーストなどの宇宙で起きる突発的な天文現象に速やかに対応して、世界の天文台と連携して観測を行います。

また、日本だけではなく世界の惑星探査などの支援観測もおこないます。

 

VERAや電波望遠鏡との共同観測

VERA石垣島局の20m電波望遠鏡天体の観測は、あらゆる波長で行われています。可視光だけでなく、赤外線、電波などで、天体を同時に観測することで天体で起きている現象がより詳しく解明されます。

石垣島天文台では、VERA石垣島局の20m電波望遠鏡や国内外の様々な望遠鏡と共同して、宇宙の解明を進めます。

 

石垣島天文台の運営

連携を示す模式図石垣島天文台は、天文学研究のナショナルセンターである国立天文台と、地元の石垣市、NPO八重山星の会、県立少年自然の家、大学・研究機関との連携によって運営される、新しいタイプの天文台です。

天文学・惑星科学の研究と教育普及活動の両立を目指し、定期的に、一般の方に星を見てもらう観望会を行います。また、学校教育と連携し、学習意欲に応えるような運営を目指します。