梅雨の合間に、南十字星!

 石垣島など沖縄は、4月30日に沖縄気象台より「梅雨入りしたとみられる」との発表がありました。平年より9日、昨年より6日早い梅雨入りです。また、5月11日には、今年初めての台風1号が東の海上を通過しました。
 でも、沖縄の梅雨は、本州地方と違い、雨が続くことは少なく、ときどきは星空観望もできます。土日、祝日の天体観望会では、魅力的な環をもった土星が大変好評です。電話予約(電話:0980-88-0013)の上、お越しください。
 5月6日の夜更けには満天の星空が広がり、南十字星やケンタウル座のα星やβ星もくっきりと見ることができました。また、夜中の0時頃には、さそり座が天に昇るかのように、そそり立っている姿をみることができました。

 写真は、石垣島の水平線に姿を見せた南十字星と、ケンタウル座のα星やβ星(撮影:石垣島天文台・宮地竹史)

 ケンタウルス座のα星は、太陽系から4.2光年と最も近い、お隣の恒星です。ケンタウルス座のα星とβ星の二つの星は、石垣島など八重山諸島では、古来より、「ぱいがぶし」と呼ばれ、この二つの星が真横に並んで見える頃に、稲の刈り入れや、カツオ漁を始めるのが良いとされ、農作業や漁業の目安の星とされてきました。
 また、 さそり座の赤く輝く星(アンタレス)は、西洋ではさそりの心臓とされていますが、沖縄の波照間島などでは、酔っぱらったオジイだとされ、S字型に並ぶ星が釣り針に見えることから、「オジイが天の川のウナギを釣っている」という言い伝えも残っています。

 石垣島のNPO八重山星の会では、5月26日(木)、27日(金)に、市内石垣港新港地区サザンゲート緑地公園で、「南十字星観望会」を開催します。時間は、夜の8時から9時です。詳しくは、星の会事務所(電話:0980-88-6558)まで、お問い合わせください。