渦巻銀河M51に超新星!

むりかぶし望遠鏡が、超新星を撮影!

 5月31日(世界時)に、「子持ち銀河」として親しまれている渦巻き銀河M51に、超新星が出現しましたが、国立天文台・石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡でも、6月3日夜に撮影に成功しました。

 石垣島天文台では、4月9日にもM51の観測を行っており、ふたつの画像を比較すると、はっきりと明るい天体が現れていることがわかります。

 石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡は、九州沖縄では最大の口径(105cm)をもつ反射望遠鏡です。観測された天体の明るさは14等で、肉眼で見ることはできません。

 渦巻き銀河M51は、活発に星が誕生している銀河の一つですが、超新星も過去に数回発見されています。最近では、1994年、2005年に発見されています。超新星は、太陽よりも質量が大きく寿命が短い星が一生の最後に起こす大爆発で、非常に明るくなることが特徴的な突発的な天文現象です。地球からの距離は、約2100万光年で、りょうけん座にあります。

 石垣島天文台では、この天体の解明に向けて、引き続き観測を実施する予定です。

 

 今回現れた新天体は、"type II"の超新星です。観測は、今年度から始まった国立天文台と国立大学が、それぞれの持つ天体望遠鏡を複数使って、天体観測や研究を共同して行う「光赤外天文学大学間連携観測ネットワーク」による観測も行われており、今後多くの望遠鏡が観測に参加することで、この天体のより詳しい解明がされると期待されています。

画像:2011年4月9日と6月3日の観測(撮影:花山秀和研究員)。6月3日夜の画像では、渦巻きの一部に星が出現したことがはっきりと捉えられている。