高校生たちが新発見の小惑星に仮符号

8月7~9日に、石垣島で開催された「美ら星研究探究隊」で、福島市と石垣市の高校生が、新しい小惑星をみつけました。精密な位置測定をして、国際天文学連合へ報告しました。その結果、仮符号が登録され正式に認定されました。今後、最低4年間以上の精度の良い観測があり、軌道決定精度が基準値を上回ることができれば、命名権が得られます。
 発見したのは、美ら研に参加した福島県の東稜高校の2人と、沖縄県八重山商工高校の4人のチームで、全員高校2年生です。
 この新小惑星を発見したのは、8月7日の夜。翌日8日の夜にも追跡観測したところ、再検出確認することができました。2夜の観測があるので、17日に仮符号 [2013 PV21] が登録されました。

同時に発見した、もうひとつのIA009も仮符号 [2013 PV14] が登録されましたが、2004年に他の天文台で発見され、2011年に他の観測にて仮符号 [2011 CU15] が登録された小惑星と同じものであることが新たにわかり、「美ら研」での新発見になるかは、最終決定段階で,観測の貢献度などにより審査されるようです。


 また、VERAの口径20m望遠鏡を使った研究では、新しい電波星(メーザー天体)を、2班と3班で発見したことが、その後の確認観測で明らかになっています。

  VERA班の成果は、”「美ら星研究体験隊」で3年ぶりに新メーザー天体2つを発見!”

を、ご覧下さい。


 美ら星研究体験隊(略称:美ら研)は、国立天文台が高校生に、天文学の観測や研究を実際に体験してもらおうと、石垣島にある国立天文台の二つの施設を利用して、2005年からVERA石垣島観測局、2007年からは石垣島天文台も利用して、実施しているものです。これまでにも、電波星(3個)や小惑星(1個)の発見などがありました。

ひらめき☆ときめきサイエンス



 今年の「美ら星研究体験隊」は、独立行政法人日本学術振興会の科学研究補助金により、実施されています。

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ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI
(研究成果の社会還元・普及事業)
美ら星研究体験隊:「新しい電波星を発見しよう」
先生(代表者) 廣田朋也(ひろたともや)
        水沢VLBI観測所・助教
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 また、福島東稜高校の石垣島への来島については、
「東日本大震災・福島原発事故被災者、避難者支援ネットワーク石垣島・ちむぐくる」の事業としておこなわれています.


美ら星研究体験対2013の開校式のようす