ジャック彗星 [Comet C/2014 E2 (Jacques)] を撮影(更新)

<更新 2014.4.6> 石垣島天文台では、3月13日(UT)に、ブラジルのジャック(Cristovao Jacques)さんたちが発見した彗星[Comet C/2014 E2 (Jacques)]を、3月16日からむりかぶし望遠鏡を使って観測を始めています。最新画像を、4月5日深夜に撮影しましたので、更新し掲載します。

 現在、ジャック彗星は、石垣島では21時過ぎに南中し、ほ座の北(上方)にあります。撮影時の高度は、約30度でしたが、少し霞があり、シーイングはよくありませんでした

 コマや尾も明るく見え始めていますが、明るさは、まだ約13等で、肉眼では見ることはできません。

☆画像データ--------------------------------
 撮影日時:2014年 4月5日, 23時05分 [JST]
   口径105cm経緯台式反射望遠鏡(カセグレン焦点, F/6.5, f=6825mm)
   3色同時撮像カメラ(冷却CCD3台, 波長: I-band, R-band, g'-band)
 露出時間:全てのバンドで180秒×40フレーム
 カラー合成画像(R:G:B → I:R:g'), 画像範囲:9.6×9.6分角
 撮影・画像処理:花山秀和
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<既報>
 16日の撮影時は南十字星の上方(北北西20度)ほどのところにあり、南中高度は28度くらいでした。光度は、12等星ほどで肉眼では見られませんが、今後さらに明るくなることが予想されています。

 本州南部でも、高度が20度ほどまでしか昇らないため撮影が困難ですが、日本の最西南端(北緯24度)にある石垣島天文台では、口径105cmの「むりかぶし望遠鏡」を使って捉えることができました。

 この彗星は、7月上旬頃に近日点を通過しますが、太陽の向こう側を通過するためしばらく観測ができません。7月中旬から再度観測ができるようになり、8月28日頃に地球に接近(0.56 AU)するため、さらに明るく7等級ほどで見えるのではと期待されています。彗星が順調に成長すれば,より明るくなり,眼視光度まで増光する可能性があります。今後の報告が注目されます。

★画像データ★--------------------------------
 撮影日時:2014年 3月22日, 1時39分 [JST]
  口径105cm経緯台式反射望遠鏡(カセグレン焦点, F/6.5, f=6825mm)
  3色同時撮像カメラ(冷却CCD3台, 波長: I-band, R-band, g'-band)
  露出時間:全てのバンドで180秒×34フレーム
  カラー合成画像(R:G:B → I:R:g'), 画像範囲:9.6×9.6分角
  撮影・画像処理:花山秀和
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★3月16日掲載内容----------------------------
2014年 3月16日, 0時44分 [JST]撮影時は、残念ながら満月前の月が明るく、また空が霞んでいたため、画質はあまりよくありませんが、コマと広がる尾を捉えることができました。

 石垣島天文台で撮影したジャック彗星の撮影情報は、以下のとおりです。

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 2014年 3月16日, 0時44分 [JST]
 口径105cm経緯台式反射望遠鏡(カセグレン焦点, F/6.5, f=6825mm)
 3色同時撮像カメラ(冷却CCD3台, 波長: I-band, R-band, g'-band)
 露出時間:全てのバンドで180秒×18フレーム
 カラー合成画像(R:G:B → I:R:g'), 画像範囲:9.6×9.6分角
 撮影・画像処理:花山秀和
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