高校生発見の天体に小惑星の仮符号! 美ら星研究体験隊2016で成果

 8月3-5日に、石垣島で開催された高校生の研究体験企画「美(ちゅ)ら星研究体験隊(略称、「美ら研」)」で、発見された天体に小惑星としての仮符号「2016 PH14」がつけられました。

 これは、8月18日に発表された国際天文学連合小惑星センターの回報に記載され、世界に発表されました。

 仮符号は、新しく発見された天体につけられる暫定的な符号で、3夜以上の観測で、天体の位置を知るために必要な軌道要素が確定した場合に与えられます。

 今年の美ら研では、石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡を使った観測班(八重山高校5名、普天間高校1名、全員女生徒)が、これまでに登録のない3個の新しい天体を発見して、国際天文学連合小惑星センターに報告をしていました。

 今回、小惑星の仮符号がつけられた天体は8月3日に発見され、4日にも確認観測がされました。その後、石垣島天文台で確認観測を続けていました。他の2個についても、石垣島天文台では確認観測を継続しておこなうことにしています。

 正式に新天体として認定され小惑星番号がつけられるには、4年以上の観測が必要です。これまでに「美ら研」で、2008年に発見された小惑星2個が正式に認められ、「やいま(八重山)」(小惑星番号:333639、2011年認定)、「あやぱに(綾羽」(小惑星番号:372024、2013年認定)の名前が公募で命名されています。

 「美ら研」は、2005年から、国立天文台によって開催されていますが、2013年からは日本学術振興会の科学研究費助成事業による「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI(研究成果の社会還元・普及事業)」に採択され、全国にも参加を呼びかけ、これまでに沖縄本島や、福島県、福岡県、兵庫県などからの参加もあります。