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千葉県長生村でふれあい天文学の授業


去る12月16日、千葉県長生郡長生村の一松小学校にお邪魔して「ふれあい天文学」の授業をしてきました。当日の様子は2017年2月号の村の広報紙にも掲載されています。RISEウェブでもこれまで何度かご紹介した通り、同事業は国立天文台の研究者が全国の小中学校を訪ねて天文学の話をする出前授業です。毎年5月頃に募集を行い、10月頃から年度末までの都合の良い日時に授業が実施されます。

 

 

今回の授業は4、5、6年生約70名を対象に、午後の5、6時間目を使って行いました。4年生の理科ではじめて星について習うので、まずは星に親しんでもらいたいと思って具体的に星を楽しむ方法を最初にお話ししました。その後、私の専門分野である惑星について話しました。「授業中、多少騒いでもOK!」と最初に言っておいたのが功を奏したのか、そもそも活発な子供達だったからなのかわかりませんが、綺麗な星の写真には歓声を上げたり、私からの質問には活発に答えてくれたり、自主的に質問もしてくれたりと、子供達の素直な反応に感動。また、ソフト「Mitaka」を使って、惑星の位置の時間変化や、天の川銀河よりも遠い天体までの様子を操作しながら見せていた時など、動きに合わせてワーワーきゃーきゃー、もう大騒ぎです。説明する側としても楽しくなります(が、途中で私の声が聞こえなくなったのか、先生がマイクを手渡してくださいました)。宇宙の距離感がつかめたのかは判断する術がないのでわかりませんが、少なくとも印象には残ったのではないかと思います。

 

また、国立天文台謹製の紙製星座早見盤を各自作ってもらい、当日の星空に設定して、説明した星がどこにあるかを探してもらったり、自分の誕生日の空を調べてもらったりもしました。「誕生日の夜の空には自分の(星占いで使う)星座がない!」というのを隠しテーマにしていたのですが、時間が足りなくなってそこまでできなかったのが少し心残りではあります。

 

5、6時間目の間の休み時間には、持って行った双眼鏡や小型望遠鏡、かざすと星や星座の位置が分かるアプリを入れたタブレットなどで自由に遊んでもらいました。休み時間なのでここでも大騒ぎで楽しそうだったのですが、「望遠鏡は逆さに見える!」と大声で叫んだり、誰も何も言わないのに列を作って順番に遊んだり、質問しに来てくれた児童は礼儀正しくお礼を言ってくれたりと、感心してしまいました。

 

 

 

今回の授業を子供達がどう受け取ったかは私にはわかりませんが、天文学や科学への興味のきっかけの一つになることを願って、今後も続けていきたいと思います。

 

 

今回の小学校は太平洋に面した九十九里海岸に近く、場所こそ違いますが、私が卒業した九十九里の近くの小学校と雰囲気が何となく似ていたり、海での活動の写真が飾られていたりと、懐かしい感じがしました。また、最初に通された校長室には、私達RISEの本拠地である水沢出身の政治家、斎藤実の書や、斎藤が小学校を訪れた時の写真が飾られていて、不思議な縁を感じました。

(野田寛大)