You are here東アジア 惑星科学・探査 夏の学校 2017@韓国忠淸南道禮山郡 参加報告― その1 ―

東アジア 惑星科学・探査 夏の学校 2017@韓国忠淸南道禮山郡 参加報告― その1 ―


 7/3-7/5の3日間、韓国忠淸南道禮山郡(チュンチョンナムド イェサングン)で「東アジア 惑星科学・探査 夏の学校 2017」が開かれました。これは日本と中国、韓国で惑星科学を学ぶ大学院生を集めて、最新の惑星科学を学びながら交流を深めるための企画です。この夏の学校が開かれるのは昨年に続き2度目となります。

 

 

 

 今回は日本から3名、中国から3名、韓国から18名の総勢24名の大学院生が参加し講義にグループワークと、充実した3日間を過ごしていました。RISEからもオブザーバーとして並木、川村が参加し、夏の学校の盛り上がりを現地で感じてきました。

 「搭載機器提案」をテーマにアリゾナ州立大学のEmerson Speyerer博士、早稲田大学の長谷部信行教授を講師にお招きし、惑星探査における撮像観測や放射線観測の歴史や観測の実例についてご講演いただきました。惑星探査の最前線で活躍されているお二方に直接お話しをうかがえる機会とあって学生からの質問も多く、熱気あふれる講義となりました。

 講義以外にも学生たちは探査もしくは観測機器を自ら提案するという課題を与えられ、それぞれのグループ内で毎日夜遅くまで議論を続けていました。最初は少し議論の進め方に戸惑っているグループも見られましたが、次第に硬さが取れ、どのグループでも白熱した議論が展開されていました。最終日にはその成果が発表され、月の地球物理探査ミッション、月からのサンプルリターンミッション、冥王星の全球マッピングミッション、フォボスの内部構造探査ミッションという野心的な4つのミッションが提案されました。短時間だったにもかかわらず、いずれの提案もよく練られたもので同じく探査提案や機器提案をしている身として、感心させられました。

 来年度は小惑星をテーマに日本で開催される予定です。今年度の盛り上がりを見て、次回はどのような夏の学校になるか今から楽しみです。次回は日本人学生がリーダーシップを発揮してグループディスカッションを盛り上げてくれることを期待します。

 

謝辞:夏の学校の参加費、渡航費、国内旅費は自然科学研究機構の戦略的国際研究交流加速事業の支援を受けています。ここに謹んでお礼申し上げます。

 

(文責 川村)

 その2―学生インタビュー―へつづく)