You are here東アジア 惑星科学・探査 夏の学校2017@韓国忠淸南道禮山郡 参加報告 ― その2 学生インタビュー ―

東アジア 惑星科学・探査 夏の学校2017@韓国忠淸南道禮山郡 参加報告 ― その2 学生インタビュー ―


その1より)

参加学生 大村知美、金丸礼、小野寺圭祐

聞き手 川村太一

 

-三日間の夏の学校お疲れ様でした。この三日間に感じたことなどを聞かせてもらえればと思います。

-まず夏の学校に参加しようと思ったきっかけはなんでしたか?参加に向けて不安などはありましたか?

 

大村: 初めて海外の夏の学校に参加したのですが、最初は迷っていました。ただ知り合いが昨年参加していたことを知り、参加しやすくなりました。指導教官の勧めもあり参加を決意しました。英語での議論が不安でしたが、実際は英語が得意な人がサポートしてくれたので、そんなに怖がる必要はなかったように思います。

金丸: 興味はあったのですがコミュニケーションが不安で弱腰になっていたところ指導教官から「英語が不安でサイエンスの場に出て行かない奴は破門だ」と言われ、参加を決意しました。最初はなかなかうまく話せなかったのですが、次第に話せるようになったので良かったと思います。お互いに英語が第2言語なので間違えても話そうという思い切りが大事だったと感じました。

小野寺: 先輩(聞き手でもある川村)に勧められて参加することにしました。初めての韓国だった上にバスなどを乗り継いで会場に行く必要があったので無事にたどり着けるか不安でした。

 


 

 

-講義はいかがでしたか?

 

大村: 初歩的なところから詳しく解説していただいたおかげでよく理解できました。観測機器の紹介などは知っている内容もあり、よくわかりました。

金丸: 1時間半英語で講義を受けるのは少し大変でした。ネイティブスピーカーの講師の講義では知らない単語が出てくることがあり、ついていくのが難しかったです。逆に英語を第2言語とする人は平易な単語を選んで話してくださったのでわかりやすかったです。今後の宇宙探査の紹介が興味深かったです。ただ自分の研究しているベスタに行こうというミッションがなかったのは少し残念でした。

小野寺: 英語は問題なかったのですが、講義が長く、集中力を維持するのが大変でした。印象に残ったのはLROC*が明らかにした現在の月の衝突頻度の話です。将来探査の話ではもっとサイエンスの内容も聞きたいと感じました。

 

-グループワークはうまく進められましたか

 

大村: グループワークに慣れていない人が多く、最初は役割分担などがうまくいきませんでした。言語よりもそっちの方が課題だったと感じています。

金丸: 私のグループは私以外が全て韓国人だったこともあり、勢いに飲まれてなかなか意見を通すことができませんでした。盛り上がってくると韓国語で議論が始まってしまったり、自分の英語の問題もあったり、考えを伝えきるのが難しかったです。

小野寺: 楽しくできました。うちのグループは月か小惑星に行こうと言っていたのですが、最終的に月探査を提案することになり、月探査を推していた自分が自然と議論の中心となって進めることが多かったです。お互いに英語が母国語ではないので完全に考えを伝えきれなかったことがあったのが少し残念でした。

 

-今回は代表者が1人で最終プレゼンテーションをしているグループが多かったですがプレゼンテーションの準備はどのように進めましたか。

 

大村: うちのグループは同じ研究室の先輩、後輩の方がいて自然にその先輩の方が議論の中心になっていました。資料の骨組みもその方が作ってくれてそれを周りでサポートして資料を作成していきました。発表者はその先輩が後輩に押し付けていましたね(笑)

金丸: 結果的に割り振られた作業をやっただけになってしまいました。議論をひっぱってくれた学生がいたので自然とその方が発表する流れになりました。

 

-小野寺くんは発表者も務めましたが手応えはいかがでしたか?

 

小野寺: 前日に遅くまで準備していたこともあり眠気のおかげで緊張はせずにすみましたが、質疑応答がちゃんとできていたか少し不安です。自分が議論の中心となっていたこともあり、まず大まかな流れを決めてからそれぞれに担当箇所を割り振り、資料を作成してもらいました。それらが出揃ってから発表原稿を考えたので、まとめるのが少し大変でした。初めての英語での発表でしたが、伝えたいことはちゃんと伝えられた気がします。非常に良い経験になりました。

 

-日中韓の学生で気質の違いなどは感じましたか?

 

大村: 特に感じなかった。それよりもグループワークに慣れている人が少なかったのが大変でした。

金丸: 特に感じず、ざっくばらんに議論が進められました。

小野寺: 韓国人の方はホストだったこともあり、積極的にコミュニケーションを取ってくれました。中国人の方は少し控えめの印象でした。

 

-最後に夏の学校に対する要望はありますか?

 

大村: リピーターの方がいるとグループワークが進めやすくなると思います。もしリピーターの方がいる場合はなるべく別のグループになるようにしていただけると議論が活発になるのではと思います。

金丸: 次は小惑星の話がしたいです!

小野寺: 初めての韓国だったのですが、アナウンスが全体的に遅く、不安でした。あとどうしてもホスト国の学生が多くなってしまいますが、そうなると勢いで負けてしまう場面があったので、そのあたりのバランスが取れるといいかと思いました。

 

-ご協力ありがとうございました

 

*LROC: Lunar Reconnaissance Orbiter Camera、NASAの月周回衛星Lunar Reconnaissance Orbiterに搭載された撮像カメラ(http://www.lroc.asu.edu/

(文責 川村)