You are here水沢での研究生活、カザンでの研究生活 〜アレキサンダー・グセフ教授に聞く〜 (2)

水沢での研究生活、カザンでの研究生活 〜アレキサンダー・グセフ教授に聞く〜 (2)


第1回から続く)
 
(水沢での生活について)
 
Q. 生活する場所としての水沢のいいところは何ですか?
 

 

A. 奥州市周辺は魅力的な自然にあふれ、講演会や音楽会等のような知的で文化的な啓蒙活動、スポーツも盛んです。私はここで毎年、国立天文台水沢の親愛なる共同研究者、職員との出会い、 卓球、サイクリング、夏のプール、パーティー等を楽しんでいます。

 

 

 

Q. 水沢の滞在で印象に残ったことは何ですか?

 

A. 2007年9月14日の「かぐや」月探査機の打ち上げ成功、ほぼ毎年行われた日ロ共同の研究会、セミナー、会議、年中行事である4月の「さくら」の花見、8月の「花火」、8月下旬の「国立天文台水沢の公開日」等です。また、長年にわたる定期的な水沢滞在を通じて、ありのままの日本に関する知識も得ることができました。

   

 

Q. ありのままの日本に関する知識とは具体的に何ですか?

  

A. 15年の長きにわたって日本で経験した科学的、文化的、社会的活動の中で、私が個人的に受けた、日本での生活についての広大で多面的で奥深い感覚的な知識と、鮮明な感動のすべてです。それらの中で、我々も参加しましたが、東日本大震災後の2011年から2013年にかけて、大船渡市等で行ったボランティア活動はとくに印象的です。

これは、ロシアのテレビ番組、書籍、映画、インターネット等から得られたデジタルな情報、日本以外で行われた国際会議やパーティーでの日本人の仲間との短い会話等から得られた情報とは違います。

水沢キャンパスとその周辺は、私が日本にいる間に行った中で最も印象に残った場所の一つです。ここは、地球の自然と神聖なる宇宙との間の静かで深く思慮深い調和の中で、宇宙科学を効果的に研究している世界で最も良い場所です。私は国立天文台水沢のすべてが好きですから、新しい科学的な議論や日本人の同僚や友人との共同研究のために、毎年ロシアの同僚と一緒に来ています。

 

 

最終回に続く)