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武漢大学でのInternational Symposium on Asteroids and Comet Gravity and Interiorsへの参加


2018年12月17日から19日にかけて,中国の武漢大学にて小天体の重力と内部構造に焦点をあてた国際シンポジウムInternational Symposium on Asteroids and Comet Gravity and Interiorsが開催されました.

RISEからは室長竝木,松本,野田,樋口,野村が参加しました.中国は現在月探査を目的とした嫦娥(じょうが)計画を進め,これまでに試験機を含め5機の探査機が月に到達しています.そのうち嫦娥2号は,月探査を終えた後に小惑星トータティスのフライバイ観測を実施するなど,惑星科学探査において魅力的な成果をあげています.そのような機運の中,将来の小天体探査を想像しながらシンポジウムに参加できたことは幸運でした.

武漢市は中国中部にある湖北省東部にあり,長江の側に位置する都市です.シンポジウムが開催された武漢大学は中国の中でも有数の名門大学です.キャンパス内には櫻花大道と呼ばれる桜並木があり,日本と同じように桜の季節には多くの人が訪れるそうです.

研究集会では,RISEからは竝木,野田,松本がそれぞれ,将来小天体内部構造探査,はやぶさ2LIDARの最新結果,火星衛星探査計画(MMX)における測地研究についての発表を行いました.また,現在中国で行われている探査の最新結果は,本シンポジウムに参加しないと知ることができないことが多く,興味深いものでした.特に,RISEで現在開発検討をしている重力偏差計(加速度計)について,衛星搭載経験のある華中科技大学チームの発表を聞くことができ,疑問点などを発表者に直接聞くことができたのは有意義でした.

本シンポジウムの世話人メンバーの一人であるYan教授は,RISE月惑星探査検討室のOBです.空き時間にYan教授の学生達が快く武漢の街を案内してくれました.彼らのうち幾人かはJpGU(日本地球惑星科学連合)2019年大会に参加予定だそうで,また研究や将来の共同研究などについて議論ができるのが楽しみとなりました.

(文責 野村)