©SKA機構
 夜空には深遠な宇宙が広がっていますが、 その宇宙空間が全くの真空ではないことをご存知ですか? そこには星間ガスや銀河間ガスと呼ばれる希薄なガスが存在します。 ガスの宇宙全体での総量は、星や銀河を遥かに上回ると予言されています。 このような宇宙空間のガスは、星やブラックホール、 そして銀河といった、宇宙の構造形成の土壌となることから、 天文学・宇宙物理学の中心的な研究対象の一つです。
 
 当方では、 スーパーコンピュータによるシミュレーションと国際大型望遠鏡による観測を用いて研究を進めています。力学・熱統計力学に基づく構造の進化、原子物理学に基づく放射過程、一般相対性理論に基づく宇宙論、そしてもちろん天文学を駆使して、 星間・銀河間ガスの性質や進化の謎を一緒に探りませんか?
 

更新/NEWS

2018.9 研究/Research

ファラデートモグラフィーの最適な周波数を調べた論文がPASJ採録決定しました。/ My paper on studying optimum frequency for Faraday tomography was accepted for publication in PASJ.

2018.11 研究/Research

宇宙大規模構造磁場の探査の論文がgalaxies採録決定しました。/ My paper on exploring the intergalactic magnetic field was accepted for publication in galaxies special issue.

2018.11 プロジェクト/Project

台内にSKA推進室を発足するための準備を進めています。/ I am planning the SKA promotion office in NAOJ.

2019.4 プロジェクト/Project

SKA国際会議に出席予定です。/ I will attend SKA general science meeting and key science workshop 2019.


自己紹介/CV

 

天文学者 赤堀卓也

 
 神奈川県厚木市出身。東京都立大学(現在の首都大学東京)にて学士・修士・博士の9年間を過ごす。学位を取得後、2年間を筑波大学にて過ごす。そして縁があり、韓国、オーストラリア、そしてイギリスにて、合わせて6年半に渡り海外での研究生活を送る。鹿児島大学にて特任准教授を3年間勤めた後、電波天文学の次の将来計画をリードするため国立天文台に移った。専門は宇宙物理学。
 

Astronomer Dr. Takuya Akahori

 
 Born in Atsugi, Kanagawa. Bachelor, Master, and Doctor seasons are all spent in Tokyo Metropolitan University.  For two years after Ph.D, Tsukuba University was my workplace. Linked by fate, six and half years were devoted to research in oversea institutes -- Korea, Australia, and UK. I have worked at Kagoshima University as specially appointed associate professor, then moved to the NAOJ so as to lead the future radio astronomy project. My expertise is astrophysics.
 


研究/RESEARCH

銀河
Galaxies

 銀河内に広がるプラズマガスは乱流状態にあります。しかし、その磁気乱流の物理的特性はいまだによくわかっていませんし、そもそもなぜ乱流状態になっているのかも明確ではありません。そこで磁気乱流を精密に考慮した銀河の模型を構築し、観測データと比較することで乱流の性質や起源を研究しています。
 

銀河団
Galaxy Clusters

 銀河団に含まれる広がったプラズマガスは数千万度にまで加熱されていて、強いX線を放射しています。銀河団がどのようにして形成されたのか、その過程でどうやってプラズマが加熱されるのか、さらにはX線放射によってエネルギーを失いいずれは冷却するガスがどうなってしまうのかを研究しています。
 

宇宙大規模構造
The Cosmic Web

 グレートウォールなどで知られる宇宙大規模構造にも大量のプラズマガスが存在していると、標準的な宇宙論は予言します。しかしそれは極めて希薄なため、まだ十分に観測できていません。どうしたら観測できるのか、そしてその観測から宇宙の進化について何を言えるのかについて研究しています。
 

SKA計画
SKA Project

 SKA計画は数千億円規模の超巨大なプロジェクトです。全世界が人類の英知を集結させてその設計に取り組んでいます。数ある科学的な目標を達成するためにどのような設計にしなければならないのか、またその望遠鏡を使ってどのような観測をすればよいのかを、国際協力の下で研究しています。
 


SKA計画/SKA PROJECT

 国立天文台水沢VLBI観測所は、人類史上最大級の電波望遠鏡計画SKAへの日本の参加を検討しています。私はSKA本部がある英国マンチェスターや豪州・欧州など関係諸国に滞在する機会があります。
 
 NAOJ Mizusawa VLBI observatory is investigating possible Japanese participation into the world's largest radio telescope project, the SKA. I will have opportunities to visit the SKA headquarter near Manchester, UK, as well as SKA-related countries such as Australia and EU.
 

SKA計画 / SKA Project

 SKA計画は世界最大のセンチ波・メートル波電波干渉計を2020年代に豪州と南アフリカ諸国に建設する計画です。10ヶ国がSKA計画に出資しています。
 
 The SKA project is a project to construct the world's largest centimeter and meter radio interferometer at Australia and south African countries in 2020's. Ten countries are investing the SKA project.
 

SKA試験機 / SKA Precursors

 SKA望遠鏡建設は科学的にも技術的にも大きな飛躍を伴います。そこで世界では様々な科学・技術実証機が運用あるいは建設されています。
 
 Construction of the SKA telescope requires a huge scientific and engineering jump. Various precursor and pathfinder telescopes are in operation or under construction in the world. 
 

日本SKA / SKA-JP

 日本はまだSKA計画の参加国ではありません。2008年に日本SKAコンソーシアム(SKA-JP)が設立され、200名近い日本の科学者・技術者が登録しています。
 
 Japan is not yet a member country of the SKA project. The Japan SKA Consortium (SKA-JP) was established in 2008. About 200 scientists and engineers are registered.
 


アクセス/ACCESS

〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1中央棟南2階212室 
2F-212, Central Building South, 2-21-1, Osawa, Mitaka, Tokyo 181-8588, Japan
TEL & FAX : 0422-34-3639  Email : takuya.akahori (at mark) nao.ac.jp