GPS時刻同期型NTPサーバーの時刻精度関連


GPS時刻同期型NTPサーバーの時刻精度について


佐藤克久、堀合幸次、浅利一善、酒井 俐、石川利昭、金子芳久(国立天文台水沢)


 国立天文台の天文保時室では、ネットワーク上への中央標準時現時を目的として、セシウム原子時計同期NTPサーバーとGPS時刻同期NTPサーバーの運用を行っている。この内、GPS時刻同期のNTPサーバーは、古野電気TS-820型GPS受信機を採用し、FreeBSDのxntpdの一部にTS-820対応の改修を行っている。
 NTP時刻同期時のクライアント側時刻同期誤差には、ネットワークの応答性とNTPサーバー自身の時刻同期誤差が反映される。今回、GPS時刻同期型NTPによる時刻同期精度の定量的な評価を試みた。下図に、TS-820型GPS時刻受信機からの1pps出力と保時室セシウム原子時計によるUTC(NAO)時計面との時刻比較結果を示す。
 6ヶ月間のデータから、SD=99.2nsという値を得た。この値は、普及型GPS時刻同期の公称値と同等となっている。本講演では、更にネットワークの応答性も検討し、報告する。

Variation of Time Comparison by GPS Receiver

<日本天文学会2000年秋期年会講演要旨 V46a>