第1回目の意中の人は
本間希樹さん

VERAの顔はイケメン!

マダム

国立天文台☆3大イケメンのお一人と言われる本間さん、VERAプロジェクトでは、どのような立場なのでしょうか。

本間

あの..イケメンは勘弁して下さい。プロジェクト・サイエンティストと言って、プロジェクトの研究方針を最終的に決める立場です。

マダム

ということは、研究面におけるリーダーなのですね。

本間

そうですね。役割上、割と表に立つ機会が多いです。よくも悪くもVERAの顔ですね。(笑)

マダム

VERAの顔がイケメンで良かった♡

イケメンな本間さん
イケメンな本間さん
本間

あの..イケメン関係ないですから。研究方針については、みんなで議論してアイデアを出し合っていきますが、いろいろ情報が集まったときに、じゃぁこういう方向で、というのは僕が最終的に判断します。

マダム

つまり...VERAの課長!

本間

役割的にはそうですね。課長です。(笑)

マダム

本間さんは「銀河の研究者」としてVERAプロジェクトに入り、創成期から関わって望遠鏡を作り、観測を立ち上げ、成果も出して、という全ての過程に関わっていらっしゃるわけですよね。

本間さんマダムに説明中
本間さんマダムに説明中
本間

そうですね。プロジェクトに入った当初は、まだアンテナの土台もできていない状態でした。その頃は、VERAで観測する予定の天体を野辺山の望遠鏡で観測したり、2ビーム観測の予備実験といった準備研究をしていました。

マダム

当時、同じような研究をしているライバルはいなかったんでしょうか?

本間

似たような観測装置としては、アメリカにVLBAっていうアレイ(電波望遠鏡の並び)があるんですけど、ライバルという関係ではなかったんです。

記事公開日:2014年1月28日

本間 希樹
氏名
本間 希樹 ほんま まれき
出身地
神奈川県生まれ
紹介
現在、国立天文台のVERAを用いて、銀河系の3次元構造の研究を進めています。 また、銀河中心の巨大ブラックホールを事象の地平線スケールまで分解するEHTプロジェクト(サブミリ波VLBI)も推進しています。 VERAの研究成果については記者発表:VERAの最新成果VERAの成果報告ページをご覧ください。
VLBA
VLBA

Very Long Baseline Array は、アメリカ国立電波天文台が運用する電波望遠鏡。アメリカ国土全体に配置された10台のパラボラアンテナを配置。世界最大のVLBI専用システムである。

VLBI

超長基線電波干渉法 超ざっくり説明すると、複数の電波望遠鏡で観測したデータをかけあわせて、ひとつの巨大な電波望遠鏡と同等の性能を得る方法。くわしくは、こちら