第11回目の意中の人は
石川利昭さん

オマケ

石川さんが携わった歴代計算機をいくつか案内していただきましょう。題して、水沢観測所の計算機タイムトラベルツアー!

TOSBAC 3400 Model 30
1967年設置/東芝 TOSBAC 3400 Model 30
石川

こちらはIPMS中央局業務のため初めて導入された電子計算機システムです。

マダム

貴重な写真ですね。コンピュータという言葉そのものに近未来を感じた頃ですよね。

TOSCAC 3400 Model 51
1974年設置/東芝 TOSBAC 3400 Model 51
マダム

あら♡オシャレな男性。

石川

ははは(笑)、20代前半の私です。当時はオペレータ要員が交代で計算機入力・出力作業を行っていたんですよ。

TOSBAC ACOS 600
1978年設置/日電東芝 TOSBAC ACOS 600
マダム

いかにもコンピュータルームという雰囲気ですね。

石川

当時は入出力媒体として大量の磁気テープが使われていました。

HITAC M-280D 端末
1985年設置/日立 HITAC M-280D 端末
石川

この頃になるとプログラミング、データ入力に本格的に端末が利用されるようになってきます。

マダム

現在のような入力スタイルに変わってきたのですね!

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石川 利昭
氏名
石川 利昭 いしかわ としあき
出身地
岩手県生まれ
紹介

1973年に文部省緯度観測所に研究補助員として入所し、以来40年以上にわたって水沢観測所の計算機システム、ネットワークシステム等の運用・管理を担当しています。最近では天文学専用として世界最速のスーパーコンピュータ「アテルイ」の導入に関わり、高速ネットワーク回線の利用にも携わっています。趣味は音楽。特に洋楽が好きですが、時々謡曲も謡います。

IPMS

国際極運動観測事業 (International Polar Motion Service, IPMS)

1981年設置/MELCOM COSMO 900 II

このシステムで MARK Ⅲ VLBIアーカイブデータの変換処理やデータベース化も試みられた。

ちなみに水沢観測所の田村良明さんが円周率の計算で世界一を達成した際の計算機である。

VERAに夢中!第5回を参照