大学では何を勉強されたんですか?
機械です。工学部で流体力学などを学びました。じつは飛行機が好きだったんです。
パイロットに憧れたんですか?
いえ(きっぱり!)設計する方ですね。子供の頃から手先を使うのが大好きで、ものを作るのが好きだった。「立体凧」を作って飛ばしたりしてたんです。
ふつうの凧ではなく立体凧というのがすごいです。いくつぐらいのときですか?
小学校4年生とか5年生のときです。こういう風に作ったらどう飛ぶかな、ああやったらどうかなーっていう試行錯誤をけっこうやってたんです。
それって、さりげなく流体力学と製品開発ですよね。
本当だ。気がつかなかった(笑) 。
趣味とか、お好きなことって?
モノ作るのが好きなので、木工作業が趣味ですね。
仕事はDIR、趣味はDIY。とことん「ものづくり」なんですね。
そうですね(笑) 。もともと物置部屋だった屋根裏があったんですけれど、壁を取っ払って床も張って、木工部屋と書斎に改造しました。それなりの工具セットを持っていますので、娘の学習机や棚も作りました。大きい物から小さい物まで、設計から自分でやって楽しんでいます。
VERAで心に残っている出来事を教えてもらえますか?
それはもう、いっぱいありすぎて(笑)。川口先生を筆頭に、天文台の方は好奇心がとっても強いですね。データレコーダーのカバーをあけて作業をしていると、これは何?どうして?と聞いてくるので、答えたいけれど作業中で困りました(笑)。すると川口先生が「これがないと記録できないんだよ、君ぃ!」なんて言ってくれたりしてね。そうやって関心を持ってくれるのが、非常に嬉しかったし、印象に残っています。
その光景が目に浮かぶようですね。金口さんにとって、VERAとは何でしょうか?
未知の世界です。何度お聞きしても理解できないことがいっぱい。だからこそ、いつまでたっても楽しいですけどね。VERAに対して「新人の金口です、これからもよろしく」という気持ちでいます。
VERAとともにこれからも!ありがとうございました。