子どもに話をするのが好き ‐広報教育活動‐

子どもに話をするのが好き ‐広報教育活動‐

マダム

田崎さんは2018年から郡山にある日本大学工学部で物理学の非常勤講師をされていますが、研究の傍ら教育活動も行っているのですね。

田崎

はい。教育活動は京都大学で学んでいた学生時代からずっと続けています。当時、京都大学と京都府教育委員会が共同で小中学校への出前授業をやっていたんです。私は毎年2、3校を受け持っていました。いまも天文学者として教育活動をしています。

ブラックホールは大人気
ブラックホールは大人気
マダム

どんな内容を話すんですか?

田崎

天文の話です。夏の大三角だったり、惑星だったり、私の専門のブラックホールの話だったり。子どもに話をするのが好きなんです。とくに小学生は反応がとても純粋で、目をキラッキラさせて、こちらを見ている。私の言葉ひとつひとつにものすごく集中してくれて、私が「どう思う?」って問いかけると、友達同士で真剣に話し出したりして、みんなが夢中になって宇宙の話をしているのがすごく嬉しい。教室の中で一体感を感じます。

マダム

「ブラックホール」に対する子どもたちの反応は?

田崎

もう大興奮ですね。ものすごい人気です。以前、お手紙を書いてくれた子どもがいて、ブラックホールの絵まで描いてくれたんですよ。

マダム

それは嬉しいですね。今回、田崎さんたちが撮影したブラックホールの画像を見たらどう思うかな。

田崎さん手作りの教材
田崎さん手作りの教材