VERA

いま主著で書いている論文は、じつはEHTでもEAVNでもなくて、アメリカのVLBAの観測データです。もともとは秦和弘さんが論文にしたデータを使って。M87という活動銀河核のデータなんですけど、最初にお話したEHTのイメージングツールを使って画像復元しました。

はい(笑)。そうしたら、従来の方法では見えなかった「こんなもの」まで見えてきました！という論文を書いています。

VERAと聞いて、愛着とか親しみやすさ、あたたかさといった感覚が真っ先に思い浮かびました。なぜだろうと考えてみたら、私とVERAの関わりというのは、VERAに関わる人たちとの関わりだからなんですよね。いま私がいる水沢の人たちも、他の局の人たちも、みなさん本当に優しくて居心地がいい。ですから、私にとってVERAとは居心地のいい場所であり、家族みたいな存在です。