企画展「今もつながる世界各地の緯度観測所」がはじまりました
企画展「今もつながる世界各地の緯度観測所」が4月9日より始まりました。
国際緯度(極運動)観測事業が終了して約40年が経ちました。
その後も世界各地で保存されている国際緯度観測事業の関連施設と
国立天文台水沢(旧水沢緯度観測所)の間で交流が続いています。
今回はそんな交流を感じられる資料を展示しています。
この企画展は今年7月初めまでを予定しています。
企画展「今もつながる世界各地の緯度観測所」が4月9日より始まりました。
国際緯度(極運動)観測事業が終了して約40年が経ちました。
その後も世界各地で保存されている国際緯度観測事業の関連施設と
国立天文台水沢(旧水沢緯度観測所)の間で交流が続いています。
今回はそんな交流を感じられる資料を展示しています。
この企画展は今年7月初めまでを予定しています。
臨時緯度観測所本館(木村榮記念館)が2024年度(第7回)日本天文遺産に認定
この度、日本天文学会が認定する2024年度(第7回)日本天文遺産に、臨時緯度観測所本館(木村榮記念館)が選ばれました。
日本天文遺産は、「歴史的に貴重な天文学・暦学関連の遺産を大切に保存し,文化的遺産として次世代に伝え,
その普及と活用を図ることをひとつの使命と考え,日本における天文学(以下,暦学も含む)的な視点で歴史的意義のある
史跡・事物に対して」日本天文学会が認定するものです(一部、日本天文学会 日本天文遺産 推薦要領より引用)。
企画展「世界から届いたクリスマス&ニューイヤーカード」が始まりました。
現在の国立天文台水沢は世界各国と共同研究を行っていますが、緯度観測所時代も行っていました。
今回の企画展では緯度観測所だった1982年から1984年に世界の研究所や研究者から
届いたクリスマスカードやニューイヤーカードを展示しています。
欧州、北南米やアジアなど21か国から届いたカードを展示しています。
これらは届いたカードのほんの一部です。
様々なデザインのカードを展示しています。
世界の「水沢の観測所」を感じながらカードを楽しんでいただけたらと思います。
1月の中旬から下旬ごろまでを予定しています。
いわて銀河フェスタ2024「地域とともに125年」に関連して
企画展「観測所の周年誌」が始まりました。
緯度観測所や国立天文台水沢の周年誌や記念式典の写真、
祝辞などを展示しています。
11月中旬までを予定しています。
企画展「戦後、再び国際事業の中央局へ」が始まりました。
水沢緯度観測所は1922年(大正11年)から1936年(昭和11年)まで木村栄を局長として
国際緯度観測事業の中央局を担当していました。
中央局は世界の観測所をまとめデータを管理解析し結果を世界に公表することが通常業務です。
ところが水沢が中央局になった1922年ごろは観測所が3カ所まで減ってしまった苦しい時期でした。
木村栄は通常業務の他に一度閉鎖した観測所を復活させたり新しく観測所を設置して
最終的に8つの観測所まで増やして観測を充実させました。
その後、国際緯度観測事業は第二次世界大戦も乗り越え事業は続いていましたが
戦後になると新しい観測装置が次々に登場し組織の再編成の声が大きくなりました。
そして1962年(昭和37年)、国際極運動観測事業が誕生しました。
その中央局として選ばれたのは水沢緯度観測所でした。
選ばれた理由として水沢緯度観測所には優秀なスタッフが数多くいたこと、そして何よりも
新しい企画展が始まりました。
緯度観測所の職員の手によって書き込まれた数字が並んだ資料を展示しています。
おそらく昭和初期ごろの資料だと思われます。
数字の意味などその内容が分からない資料だらけですが、手書きの数字にそれぞれ個性があって
どんな人がこれらの数字を書き込んだろうと想像をすると楽しいと思います。
当時の緯度観測所の職員はこれらの数字を計算し研究をしていました。
展示している資料はコピーではなく全て本物です。
本物だからこそ感じられる当時の計算や研究の雰囲気を感じ取って下さい。
2024年春ごろまでの企画展となります。
なお12月29日から1月3日まで年末年始休みです。
木村栄がz項を発見した20年後の大正11年から戦後の昭和37年までの眼視天頂儀の観測野帳を全て展示しました。
この間、戦争や木村栄(初代所長)と川崎俊一(第2代所長)の逝去、戦後復興など様々な出来事がありました。
そんな中ひたすらに観測を続けていた緯度観測所の歴史を41年分の観測野帳で感じていただけたらと思います。
雪が降るころまでの展示を予定しています。
なお今回の企画展のため一部の常設展示を撤去しています。
企画展2023春の内容は「研究者の自筆ノート」です。
木村榮などの研究者の研究ノートやメモ、実験ノートなどを展示しています。
自筆ノートから彼らの研究に対する迫力を感じることができます。
7月中旬までの短い開催期間ですが是非ご覧になって下さい。
今から100年前の1922年(大正11年)9月6日に水沢緯度観測所は
国際緯度観測事業の中央局となりました。局長は木村榮博士です。
毎月世界の緯度観測所からデータが送られ水沢で整理、計算、解析を
行っていました。
木村榮記念館ではそれら水沢に送られた観測ノートを企画展示して
います。世界7カ所の緯度観測所から送られた観測ノートの実物を
展示しています。来年の春までを予定しています。
木村榮記念館の公開を令和4年7月1日(金)より再開します。
入館時はマスクの着用、手の消毒、三密を避けるなどの感染症対策をお願いします。
みなさまのご理解、ご協力をお願いします。
© 2013 Kimura Hisashi Memorial Museum, National Astronomical Observatory of Japan.