2006年度 測地学サマースクールのご案内

日本測地学会では、学部学生及び院生を対象として毎年「サマースクール」を開催し、測地学分野の最新のトピックを最先端の研究者から直接紹介するとともに、測地観測作業を実際に体験いただき、現在の測地学に触れていただく機会を提供しています。
今年は、「あ、こんなところに測地学。」と題し、測地学がこんなところに応用されている、こんなところで測地観測をやっているという視点から4名の講師の方に分かりやすい講義をしていただきます。また、測地観測の基本の一つである重力観測実習、古典芸能とも言われる三角測量の実習を企画しています。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

  • テーマ:「あ、こんなところに測地学」
  • 日 時:2006年8月2日(水)〜8月4日(金)(2泊3日)
  • 実施場所:国立天文台水沢VERA観測所 (岩手県奥州市)
  • 宿泊施設:ゲストハウスけやき会館および翠明荘(岩手県水沢市大手町5-33)
  • 対象と人数:測地学に興味を持つ学部学生や院生(それ以外の方も歓迎します),20名程度

    1日目 8月2日(水)

    13:00−13:30 集合、諸注意(世話役)

    13:30−13:40 開校式 「ようこそ水沢VERA観測所へ」

            竹本修三 日本測地学会会長による訓示

    13:40−17:30    講義

    講義内容

    13:40−14:30 「空の上に測地学:勝負は10桁目!人工衛星軌道決定」

    情報通信研究機構 大坪俊通

    14:30−15:20 「空の上から測地学:地殻変動観測の新潮流InSARとは?」

    東京大学地震研究所 古屋正人

    15:20−15:40  休 憩

    15:40−16:30 「天地の間に測地学:重力で水の動きをはさみうち!」

    京都大学理学系研究科 福田洋一

    16:30−17:20 「こんなところで測地学:南極なしでグローバル?」

    国立極地研究所 渋谷和雄

    夕刻 懇親会


    2日目 8月3日(木)

    9:00−12:00, 13:00−17:00  測地観測実習(絶対重力測定、相対重力、三角測量)


    3日目 8月4日(金)

    9:00−11:30 解析実習(データ解析の方法、結果のまとめ・評価、総括)

    11:30−12:00 閉校式

    午後 : 江刺地球潮汐観測施設見学(希望者のみ)

    実習の担当:坪川恒也、志知龍一、花田英夫、田村良明、菅野貴之 他


    今年度の申し込みは締め切りました。