VERAとは、相対VLBIの手法によって、これまでより100倍高い精度で銀河系内にあるメーザー源の位置と運動をはかり、銀河系の3次元地図を作成するプロジェクトです。
※VERA="VLBI Exploration of Radio Astrometry(VLBI技術による電波位置天文学の探究)"
更新情報
- 「美ら星研究体験隊の参加者募集!」を水沢ポータルに掲載しました。 2022.5.23
- 「天の川銀河中心の巨大ブラックホール天体「いて座A∗」の構造」を追加しました。 2022.2.22
- 国立天文台 水沢 VLBI 観測所 准助教公募を掲載しました。2022.1.26
- 国立天文台 水沢 VLBI 観測所 特任助教(年俸制職員)公募を掲載しました。2021.12.27
- 三鷹・星と宇宙の日2021オンライン/
質問コーナー「水沢VLBI観測所の人になんでも聞いちゃえ!」
の回答動画を公開しました。2021.10.23 - 三鷹・星と宇宙の日2021オンライン/
「ブラックホール、天の川、宇宙の始まりに挑む水沢VLBI観測所」 2021.10.18 - 成果報告に「生まれたての活動銀河核ジェットと高密度ガス雲の壮絶な衝突現場」を追加しました。 2021.10.12
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トピックス
東アジアVLBI観測網による波長1.3センチと7ミリ帯の電波観測データから、天の川銀河の中心にひそむ巨大ブラックホール天体「いて座A∗ (エースター)」の詳しい構造が明らかになりました。観測で得られた放射領域の大きさは、いて座A∗の巨大ブラックホールに降着するガス流の中に極めて高いエネルギーに加速された非熱的電子(注1) が含まれていることを、そして放射領域のほぼ円形な形状は、降着円盤の回転軸(もしくは微弱なジェットの噴出方向)がほぼ地球方向に向いている可能性を示唆しています。
本研究はスペインのアンダルシア天体物理研究所に所属する趙 壹濟(チョウ・イルジェ)氏が率いる研究チームを中心として行われ、2022年2月22日に米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカルジャーナル」に掲載されました。
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(右図)IAA-CSIC/国立天文台