国立天文台 水沢

VERA観測局の見学者用の野外展示パネルが、このほどリニューアルされました。

国内四カ所にあるVERA観測局では、見学に来られた方のために、VERA計画などを解説した展示パネルを構内の電波望遠鏡の近くに設置していましたが、この4月にリニューアルしました。

展示パネルの大きさは、1m×2m大で、3枚で構成されています。天の川の立体地図作りをめざすVERA計画の概要、口径20mの電波望遠鏡の仕組みや国内四か所にある観測局の配置図、天文学や宇宙の大きさなどの説明などを、カラーの写真やイラストを使いやさしく解説しています。

野外展示パネルは、開局時に設置されていましたが、石垣島局と小笠原局では、2006年に大型台風で破損し、撤去されていましたが、VERAが本格的な観測を始めて10周年になることもあり、新たに台座も合わせ更新されました。

最近では、VERA観測局への来訪者が増加しており、構内を見学される際には、パンフレットだけでなく、展示パネルの説明もご覧いただければと思います。また、大型バスなどで来られる団体客などのみなさんには、野外で電波望遠鏡を見ながら、展示パネルを使った説明もおこないたいと考えています。