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オマケ

カレーを追求!

料理男子です!
料理男子です!
酒井

やっぱり銀河系中心が好き

やっぱり銀河系中心が好き

マダム

大学で銀河系中心にどっぷりはまって、それから銀河系中心ひと筋ですね。どんなところに魅力を感じているんですか?

研究者になるまでの道のり

研究者になるまでの道のり

マダム

酒井さんが天文学者を志したきっかけは?

酒井

僕の父が天文好きだったんです。家に天体望遠鏡があって子どもの頃から望遠鏡で月を見たりして親しんでいました。でも天文少年ではなかったかな。僕、星座とかあんまりわからないんですよ(汗)。

マダム

天文学者あるある、ですね(笑)。

難しいからこそ攻めたい!

難しいからこそ攻めたい!

酒井

このプロットが、実際に距離を測る時の指標になるものです(図2を参照)。年周視差を使った三角測量の方法で、Sgr Dの水メーザーの動きを約1年かけて追っていったんです。1年間見ているとSgr Dの位置がわずかにふらつくので、そのふらつきの大きさから実際の距離を測定できます。5つの点は観測をした点です。

マダム

1年ってすごいですよね。いままでそれをやった人はいなかったんですか?

酒井

はい。世界を見ても、ここの領域で実際にこういう年周視差の測定を使って観測してる人って、ほかにいないんですよね。

マダム

それはなぜ?

銀河系中心の真実を見た!

銀河系中心の真実を見た!

酒井

実際にどんな天体をターゲットにしているかを見ていきますね。この図の左上から右下に斜めに伸びているのが天の川です。端から端までが、夜空でみると分度器の2度くらいの領域になります。

マダム

天の川銀河の中心部分ですね。

VERAプロジェクト期待の新人!

VERAプロジェクト期待の新人!

マダム

はじめに酒井さんの現在の立場と仕事内容について教えてください。

酒井

僕は国立天文台の特任研究員として、VERAプロジェクトの科学目標である天の川銀河の立体地図づくりを進めています。いわゆる「ポスドク」という立場ですね。2018年4月に配属されたばかりでプロジェクトの中では一番の新人です。学生の頃からずっとVERAで研究をしていたので、VERA歴は6年になります。

マダム

若いけどベテランの新人さんですね(笑)。VERAでどんな研究をしているのですか?

銀河系中心に詰まった壮大な夢!

連載回数: 
16
対談者: 
Sakai, D.

VERAの若手研究者のなかで現在最年少の酒井さん。明るく研究を語る表情に未来を感じます

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