座談会を始めます

座談会を始めます

マダム

今回は「特別編」として国立天文台水沢VLBI観測所の事務支援員をされている4名に集まってもらい、VERA4局が連携している事務の仕事について座談会形式で語っていただきます。はじめに自己紹介をお願いします。

菊池

菊池幸子です。水沢VLBI観測所で会計係をしています。勤続31年になりまして、この4人の中では私が一番長く勤めています。

高橋

同じく水沢VLBI観測所で会計係をしている高橋由美です。勤めはじめて3年になります。

佐々木

佐々木美枝です。水沢VLBI観測所で庶務係をしています。自宅が観測所の近くなので、私にとって観測所は子どもの頃から身近な存在でした。勤続13年目です。

小森

三鷹キャンパスで事務をしている小森明代です。水沢VLBI観測所の所属になって8年目です。それ以前にもVSOP室という部署で働いていたので、国立天文台職員としてはトータルで11年目になります。

マダム

長く勤務されている方が多いという印象ですが、働きやすい職場だということでしょうか。

菊池

はい。働きやすくて良い職場だと思います。

(一同うなずく)

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国立天文台は長く勤めたいと思う良い職場

ハローワークで天文台へ

マダム

皆さんが国立天文台へ勤務することになったきっかけは何でしょう。やっぱり宇宙や天文に興味があったのですか?

高橋

私は宇宙や天文というより「語学を生かせる国際的な仕事」を探していたので応募しました。ちなみにハローワークで見つけました。

佐々木

私もハローワークです。事務の仕事でなるべく家から近い職場を探していたら相談員の方が「ピッタリの案件があります」って。

小森

私もハローワーク。じつは天文には興味がなかったんです(笑)。事務の求人だから天文の知識がなくても大丈夫、と思って応募したら、まさかの研究室に配属されて…かなり焦りました(笑)。

菊池

皆さんハローワークなんですね。私は人づてに「観測所で事務の人を探している」と聞いて直接応募しました。ここがまだ国立天文台に組織改編する前で「緯度観測所」と呼ばれていたころの話です。面接を受けてまもなく採用の知らせがきて、「あさってから勤務してください」と言われて…とても慌ただしかったことを覚えています。

佐々木

自分が探している仕事の条件と合っていたから選んだ職場なので、天文や宇宙のことは意識していないですね。今でも天文のことは難しくて説明できないです。

(一同大きくうなずく)

マダム

なるほど。そうは言っても「水沢VLBI観測所」という職場の名称自体が専門用語な気がします。ちなみに「VLBI」とは?

小森

超長基線電波干渉法。(即答)

マダム

すごい!

小森

職場で聞いているうちになんとなく。でも、詳しいことはわからないですし…

マダム

いやいや、ふつう開口一番に「超長基線」という単語は出てこないと思いますので(笑)、そうやって皆さんがじわじわと観測所の仕事になじんでいったお話を聞いていきたいと思います。

記事公開日:2018年1月16日