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試験的共同利用観測スタート （第21号：2004年2月25日発行）
2003年12月に締め切られたVERA試験的共同利用観測提案募集には計11件、総要求時間で247時間の観測提案が寄せられました。提案の採否についてVERAプログラム小委員会で審査を行った結果、その中から7件、計105時間の採択が決定されました。
2004年2月初頭にはその最初の観測が実行され、VERAで初めての共同利用観測が名実ともに始まりました。
これから2004年5月までの間に全7観測が実行される予定で、その中には野辺山宇宙電波観測所45m鏡や通信総合研究所鹿島宇宙通信センター34m鏡を含んだ6局の拡張アレイとしての観測も含まれています。
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| 2003年度試験的共同利用に採択観測名 | 観測提案者 | 所属 | 観測 時間 |
| Mapping of H2O Maser Emission in the SiO flare-up star, IRAS 18482-2824 | 出口修至 | 国立天文台 | 18 |
| VERA observations of H2O masers in molecular outflows of YSO | Maria Rioja | 国立天文台 | 10 |
| H2O メーザVLBI観測による原始惑星状星雲IRAS19312＋1950の研究 | 渡部裕貴 | 鹿児島大学 | 8 |
| Rapid Variability in Microquasar Cyg X−３ with Water Maser W75 N as a Calibrator | 井上 允 | 国立天文台 | 10 |
| VERAによる「埋もれたAGN」微弱連続波源の探査観測 | 朝木義晴 | JAXA | 5 |
| VERAによるバイナリーブラックホールの探査 | 須藤広志 | 岐阜大学 | 30 |
| 星形成領域Sharpless 140 に見られる分子ガス円盤の三次元運動学的構造 | 永吉里維子 | 鹿児島大学 | 24 |
| 合計 | 105 |