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大学連携VLBI観測スタート (第26号:2005年4月15日発行)

「大学連携VLBI」とは、日本のVLBI研究に携わる研究者がそれぞれの持つ望遠鏡を組み合わせてより強力なネットワークを作り、それを使ってAGN銀河系の観測的研究を推進しようという計画です。
北海道大学岐阜大学山口大学鹿児島大学など、自前の電波望遠鏡でVLBI観測を行う研究グループに加え、宇宙科学研究本部(JAXA/ISAS)、情報通信研究機構、国土地理院、国立天文台など幅広い分野の研究所が参加し、強力なVLBIアレイのを構築を目指しています。

その第一段階としてX帯(8GHz帯)での試験観測が2004年11月から始まり、VERAと筑波鹿島臼田、岐阜、山口の最大9局36基線の観測が行われ、良好な電波写真が取得できることが示されました。

今後は、科学的成果を狙った観測を行いつつ、アレイの22GHz化や韓国・中国をも含めた「東アジアネット」の構築も進めます。

>> PDF(483KB)


大学連携VLBIの参加局(赤)と東アジアネットに参加が期待される韓国・中国の観測局(青)

大学連携VLBI(8局28基線)で観測したAGN1928+738の中心核とジェット(左上はUV)


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