VERA観測局日食報告

 

2009年7月22日の日食は全国で見ることができ、VERA入来局、VERA小笠原局、
VERA石垣島局でも部分日食を観察することができました。


水沢局

残念ながら、曇りのため日食を見ることができませんでしたが、キャンパス
内にある奥州宇宙遊学館に多くの参加者があり、天文台スタッフの協力の下、
日食のインターネット中継などで日食を楽しみました。


入来局

あいにくの雨模様でしたが、副田地区コミュニティーの子どもたちが入来総
合運動場で、観察しているようすです(薩摩川内市入来支所提供)。

段ボールで作ったピンホール望遠鏡 最大食分96%

小笠原局

小笠原局では22日、23日に日食に対応した一般公開を行い、一般、ツアー合
わせて約300人の方にご来場頂きました。

22日
10:30頃までは雲がかかっていましたが、その後は晴れまが続き、日食の最後
まで観察することができました。

当日は日食眼鏡20個や日付の形に穴を開けたパンチカードを準備したほか、
80mm望遠鏡による太陽の投影を行いました。

日食前にツアーの方が約20名、日食中は一般の方が約10名、来場しました。

23日
8:30頃より30〜40名の団体が8組、一般の方が約20名来場されました。

パネル展示のほか、月探査衛星かぐやの模型展示、アンテナ駆動などを行いま
した。

以下は日食と観察のようすです。

望遠鏡と太陽投影板設置のようす 日食眼鏡での観察のようす 太陽投影板での観察のようす 支柱の陰に見られた欠けた太陽
 
小笠原海域での皆既日食
ははじま丸での観察のようす
最大食分までの周囲の明るさの変化
複数の針穴で日付の形に投影した欠けた太陽 望遠鏡で投影した太陽と針穴で投影した日付
最大食分98% 10:35より約10分間隔(接触付近はこれによらない)

石垣島局

石垣島は、部分日食でしたが、朝から好天に恵まれ、「日食を見る会」の会
場(真栄里公園)には、800人を超える市民、観光客があつまり、食の最初か
ら最後まで楽しみました。

連続写真は、石垣第二中学校パソコン・映像研究部が作成。

会場のようす:いろんな形のピンホールカメラが並び、大盛況でした。
最大食分83% 日食連続画像(画像を合成) 日食メガネで観測する完全武装の女性