第2回 イーハトーブ サイエンスメイト「ミッション宇宙探偵団」開催

 

 岩手の中学生を主対象にしたサイエンスメイトは、今年で2回目になりまし
た。夏休み中に天文台の施設を使って、宇宙の最先端技術を楽しみながら体験
してもらいたいと願って始めました。地元のイーハトーブ宇宙実践センターが
主催し、国立天文台が共催する形で、8月1日から2日にかけて1泊2日で行いま
した。今回は10名の中学生(内、女子2名)が参加し、遠く宮城県仙台市からの
参加者や昨年も参加したリピーターもいました。
 天文台職員などの指導の下、参加者は班に分かれ、"太陽の電波の音を聴こ
う!"(担当・亀谷)と"中華鍋で静止衛星のシグナルキャッチ!"(担当・花田、
河野)の2つの内容を熱心に体験しました。VERA20mや10mのアンテナにも登っ
たことが好評でした。また、スコップでも衛星放送が受かることに驚いていま
した。その他、日時計作りや星の観望会など、普段できない経験を沢山した中
学生たちは、修了書と「宇宙食」などのお土産を持って帰っていきました。

    水沢の10mアンテナの上で。

      水沢の10mアンテナの上で。「普通は登れないよね。」

    参加者全員で記念撮影。

     参加者全員で記念撮影。「また、来年も参加したいな。」

     「国立天文台ニュ−ス No.149より転載」<VERA観測所 亀谷 收>