第6回目の意中の人は
上野祐治さん

高さ20mのアンテナをよじ登る?!

マダム

オシャレな作業服ですね。上野さんのセンスなんですか?

こだわりのツナギを着て
こだわりのツナギを着て
上野

はい。私が選びました。地上約20mのアンテナに登って高所作業をするので、目立つ色の方がいいんですよ。万が一、手がすべって命綱でぶら下がったりしたときに「あっ!」って気づいてもらいやすいように周囲と同化しない色をチョイスしています。

マダム

アンテナのどこに登って作業をするんですか?

上野

たとえばバックストラクチャーといって、アンテナのお皿の裏の骨組みの部分とか。

マダム

ひゃ~!あそこにどうやって登るんですか?

上野

よじ登るんです。もちろん命綱をつけてますけど。じつは趣味でロッククライミングをやっていまして、その技術が仕事にも生きてくるんですよ(笑)。

マダム

仕事も趣味も体を鍛えていないといけないのですね。

上野

本当にその通りなんです。子供が生まれてしばらくの間、まったくトレーニングをしなかった時期があったんですが、その時は体重が増え体も固くなったせいか、骨組みに登ったら怖さを感じました。

マダム

安全を確保して命綱をしていても?

上野

はい。ああいった高所作業では体の状態が精神面にはねかえってくる。それでまた少しずつトレーニングをしてきたので、今は大丈夫ですね。動くときの安心感がちがいます。怖さを克服できるだけの裏付けがあれば、いい意味でムダに怖がることはないんです。

マダム

トレーニングは怖さを克服できる裏付けなんですね。週にどれくらいトレーニングしているんですか?

上野

週に2~3回、一度に2~3時間くらいかな。休みの日に1回と平日1~2回という感じで、クライミングのトレーニング場へ行っています。

バックストラクチャーで高所作業中の上野さん
バックストラクチャーで高所作業中の上野さん

記事公開日:2015年2月26日

上野 祐治
氏名
上野 祐治 うえの ゆうじ
出身地
岩手県生まれ
紹介

国立天文台水沢VLBI観測所の技術職員としてVERAアンテナ4局の機械系保守、開発、観測の運用支援を行っています。仕事で着用するツナギは機能性とデザインにこだわって選び、現在6着を所持。長期の出張が多いので、自宅では家族との時間を大事にしつつ家事をして体を動かします。趣味はロッククライミング。