開催趣旨
川口則幸教授（国立天文台・水沢VLBI観測所）の退職記念ワークショップ「VLBIとその展望」は下記のプログラムで講演を行いました。
ワークショップでは、川口則幸氏のこれまでのVLBIにおける業績を振り返ると共に、VLBI分野の現状と今後を議論しました。
日時・場所
日程 : 2014年6月2日月曜午後～6月3日火曜夕まで
場所 : 国立天文台三鷹・すばる棟大セミナー室
口頭講演プログラム
初日 2014年6月2日
- ○ 国立天文台長・林正彦 : 挨拶 13:30～13:35 05分
- ○ 小林秀行（国立天文台） : 川口さんとのVLBI開発 13:35～14:10 35分
- ○ 河野宣之 : VLBI装置の開発を先導してきた川口さん 14:10～14:35 25分
- ○ 松本欣也 : 想い出のバーストVLBI観測装置 14:35～15:00 25分
- ○ 藤澤健太（山口大学） : 川口さんとやった仕事～臼田、光結合、山口～ 15:00～15:30 30分
- ○ 井口聖 : 電波干渉計への挑戦 15:30～16:00 30分
＜歓談・休憩＞ 16:00～16:30 30分
- ◎ 川口則幸 : 基調講演. VLBI研究40年とこれから 16:30～17:30 60分
<懇親会> 頭講演終了後 （於・生協食堂）
2日目 2014年6月3日
- ● 高橋慶太郎（熊本大学）: SKAに向けた技術開発 10:00～10:20 20分
- ○ 高橋今朝人（NEC）: はるか衛星と地上系の開発 10:20～10:40 20分
- ○ 松本操一（三菱電機）: VERA２ビーム望遠鏡の開発 10:40～11:00 20分
- ○ 武井健寿（日本通信機）: 日通機に於ける電波天文機器の開発 11:00～11:20 20分
- ○ 待鳥誠範（アンリツ）: 水素メーザの開発 11:20～11:40 20分
- ○ 小関研介（エレックス工業）: VLBI相関器の開発 11:40～12:00 20分
＜昼食・休憩＞ 12:00～13:30 90分
- ● 村田泰宏（宇宙研）: 臼田の現状と将来 13:30～13:50 20分
- ● 氏原秀樹（NICT鹿島）: 広帯域フィードの開発 13:50～14:10 20分
- ● 福崎順洋（国土地理院）: 国土地理院の測地VLBIの歴史と今後の観測計画 14:10～14:30 20分
- ○ 関戸衛（NICT） : NICTにおける広帯域・高感度VLBI技術開発 14:30～15:00 30分
- ● 小山友明（国立天文台）:（広帯域記録技術開発） 15:00～15:20 20分
＜歓談・休憩＞ 15:20～15:40 20分
- ● 本間希樹（国立天文台）: VERA、東アジアVLBI、そしてEHT 15:40～16:00 20分
- ● 三好真（国立天文台）: キャラバンの現状と展望・サブミリ波など今後VLBIができる天文学への貢献 16:00～16:20 20分
- ● 土居明広（宇宙研）: スペースVLBIの科学的役割と今後必要な技術開発概要 16:20～16:40 20分
- ○ 稲谷順司（国立天文台）: 電波天文学"最後の弱点"の克服 16:40～17:10 30分
- ○ 国立天文台副台長・小林秀行 : 閉会の辞 17:10～17:20 10分
ポスタ講演
- P01 米倉覚則（茨城大学宇宙科学教育研究センター）: 茨城観測局の立ち上げと初期科学成果
- P02 土井浩一郎（国立極地研究所）: 南極・昭和基地における測地VLBI観測
- P03 岩田隆浩、村田泰宏（JAXA宇宙研）: スペースからの低周波観測の検討
- P04 亀谷收（国立天文台水沢VLBI観測所）: 川口さんと電波天文周波数小委員会活動
- P05 杉山孝一郎（茨城大学）:JVN/EAVNを用いた6.7GHzメタノールメーザーの固有運動計測プロジェクト
- P06 杉山孝一郎（茨城大学）:6.7GHzメタノールメーザーが示す周期的な強度変動の大規模探査
- P07 長谷川豊（大阪府立大学）: GLT 搭載用 230GHz 帯円偏波分離受信機の開発
- P08 岡田望（大阪府立大学）: 気球VLBI22GHz帯望遠鏡用光学系およびRF系の開発
- P09 坪井昌人（JAXA・宇宙研）: No Microwave Flare of Sgr A* around the Expected G2 Periastron Passing
- P10 宮本祐介（茨城大学）: NGC 3079中心領域のアンモニア分子吸収線観測
基調講演は◎、 招待講演者は○、 一般講演者は●