国立天文台☆3大イケメンのお一人と言われる本間さん、VERAプロジェクトでは、どのような立場なのでしょうか。
あの..イケメンは勘弁して下さい。プロジェクト・サイエンティストと言って、プロジェクトの研究方針を最終的に決める立場です。
ということは、研究面におけるリーダーなのですね。
そうですね。役割上、割と表に立つ機会が多いです。よくも悪くもVERAの顔ですね。(笑)
VERAの顔がイケメンで良かった♡
あの..イケメン関係ないですから。研究方針については、みんなで議論してアイデアを出し合っていきますが、いろいろ情報が集まったときに、じゃぁこういう方向で、というのは僕が最終的に判断します。
つまり...VERAの課長!
役割的にはそうですね。課長です。(笑)
本間さんは「銀河の研究者」としてVERAプロジェクトに入り、創成期から関わって望遠鏡を作り、観測を立ち上げ、成果も出して、という全ての過程に関わっていらっしゃるわけですよね。
そうですね。プロジェクトに入った当初は、まだアンテナの土台もできていない状態でした。その頃は、VERAで観測する予定の天体を野辺山の望遠鏡で観測したり、2ビーム観測の予備実験といった準備研究をしていました。
当時、同じような研究をしているライバルはいなかったんでしょうか?
似たような観測装置としては、アメリカにVLBAっていうアレイ(電波望遠鏡の並び)があるんですけど、ライバルという関係ではなかったんです。
記事公開日:2014年1月28日
Very Long Baseline Array は、アメリカ国立電波天文台が運用する電波望遠鏡。アメリカ国土全体に配置された10台のパラボラアンテナを配置。世界最大のVLBI専用システムである。
超長基線電波干渉法 超ざっくり説明すると、複数の電波望遠鏡で観測したデータをかけあわせて、ひとつの巨大な電波望遠鏡と同等の性能を得る方法。くわしくは、こちら