用語・参照

用語

VERA
VERAとは、VLBI Exploration of Radio Astrometry(天文広域精測望遠鏡)の略。岩手県奥州市、東京都小笠原村、鹿児島県薩摩川内市、沖縄県石垣市に設置された4台の直径20m電波望遠鏡を使って銀河系内のさまざまな天体までの距離を精密に測定する国立天文台のプロジェクト。
ALMA
アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)は、ヨーロッパ、東アジア、北米がチリ共和国と協力して建設する国際天文施設である。ALMAの建設費は、ヨーロッパではヨーロッパ南天天文台(ESO)によって、東アジアでは日本自然科学研究機構(NINS)およびその協力機関である台湾中央研究院(AS)によって、北米では米国国立科学財団(NSF)ならびにその協力機関であるカナダ国家研究会議(NRC)および台湾行政院国家科学委員会(NSC)によって分担される。ALMAの建設と運用は、ヨーロッパを代表するESO、東アジアを代表する日本国立天文台(NAOJ)、北米を代表する米国国立電波天文台(NRAO)が実施する(NRAOは米国北東部大学連合(AUI)によって管理される)。合同ALMA観測所(JAO)は、ALMAの建設、試験観測、運用の統一的な執行および管理を行なうことを目的とする。

参照

  • 本研究は、査読論文 "A Hot Molecular Circumstellar Disk around the Massive Protostar Orion Source I" として The Astrophysical Journal Letters 782号、
    L28(2014年2月20日発行)に出版されました。
VERAによる天体精密距離測定の成功について:(2007年7月11日)
http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/hilight/pub070711/index.html
アルマ望遠鏡でオリオン星雲中に新しい水分子メーザーを発見- 生まれたばかりの星に迫る新しい手段の獲得:(2012年10月23日)
http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/news/pressrelease/201210236888.html
VERAプロジェクトによるオリオンKLの観測成果
http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/hilight/pub070711/OrionKL.html
http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/hilight/2012_alma.html