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施設見学

10月5日の記念式典が始まる前、その参加者を対象に水沢キャンパスの施設を案内していただきました。
長年VERAに携わっていても、水沢を訪れるのは始めてという人も少なくありません。実はこのレポートを書いている私もその一人。見学させていただくのを楽しみにやってきました。

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VERAの4つの観測局は、ここからインターネット経由で遠隔操作することができるのだそうです。
PC画面には、各局の様子が表示されています。

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すぐ傍まで近づくことができるので、その大きさ、迫力を存分に体感できます。カメラに入りきらない大きさです。

VERAの測量技術はアンテナ自体の位置をも精密に測ることができます。東日本大震災により、このアンテナは元あった位置から2.4mも動いてしまったとのこと。その後も3mほど移動したことがわかり、調整や故障箇所の修復に大変なご苦労があったそうです。

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今回の見学は外見だけでしたが、観測データを処理し、記録する装置などが設置されています。

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水沢観測所の前身である旧緯度観測所の初代所長、木村榮(ひさし)の業績や、彼にちなんだ品々が展示されています。

開国間もない明治期、世界に認められた日本の天文学を知ることができて、とても興味深いです。

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この建物は緯度観測所の旧本館を移築したもので、外観にも趣が感じられます。歴史的な天文機器や、観測成果など、子供から大人まで楽しめる展示がいっぱいです。
画像4次元デジタルシアターや、宮澤賢治のコーナーもあります。

そして、「VERA10年の歩み」や「VERAの最新成果」というパネルも貼ってありました。(写真右)

水沢キャンパスは、一般の方々も見学することができます。ぜひ水沢へ!


 

周辺観光

中尊寺 奥州市と近辺には名所旧跡がたくさん。
中でもいくつかの史跡が世界遺産に登録されたのは記憶に新しいところです。
記念式典のために各地から集まった参加者を対象に、周辺を案内していただく企画がありました。

今回訪れたのは、まず奥州藤原氏の縁で有名な平泉の「中尊寺」(写真左)。金色堂や多くの文化財を鑑賞していると、つい時間を忘れてしまいそうです。
毛越寺 平安時代の伽藍遺構で知られる「毛越寺(もうつうじ)」(写真右)は、広々とした浄土庭園も印象的で、ゆるりと散策したくなります。
正法寺正法寺」(写真左下)は、高い石段の間に立つ重厚な惣門や、大きな茅葺き屋根の本堂などが大迫力でした。内部もいろいろと拝見できて興味深かったです。
また、昼食に寄った「えさし藤原の郷」では、何かドラマの撮影中だった様子。平安時代が舞台の映像は、ここで撮影することが多いそうです。

更には移動の間、ご一緒した方々に小笠原や薩摩川内の活動などをお伺いできたことも、こういった企画ならではの貴重な体験でした。(いつかVERA観測局を全制覇したい…。)

後藤新平生家 そして水沢市内、観測所の近所にも多くの見どころがあり、個人的に徒歩で回ってきました。

震災によって再認識された後藤新平は、水沢の出身で、記念館と旧宅(生家:写真右)があります。幕末期の蘭学者・高野長英も、観測所そばの水沢公園に記念館が、武家屋敷の方に少年時代を過ごしたという旧宅があります。それぞれに見応えがあって色々と刺激を受けました。
また、現在の水沢市役所は水沢城の跡地だそうで、看板と古木(三之曲輪姥杉)が残っています。水沢は城下町だったことを初めて知りました。

他にも今回は行けなかった寺社や施設がまだまだあります。科学好きにも歴史好きにも魅力的なところですよ。
 

天の川ネット物産展

画像 10月3日から8日まで、水沢市内のショッピングセンターにおいて、「天の川ネット交流物産展」が開催されました。
「天の川ネット」の4つの自治体それぞれの特産品を販売するという企画です。

開催2日目には品切れの商品も見かけたほどの盛況ぶりで、嬉しいような悔しいような。
ユニークな名称の商品が多いことも楽しめました。「夜空の石垣島ドレッシング」、「太陽のお茶」、「からいっす(酢)」、「きんかんの雫」…などなど。
眺めていると、どれも欲しくなってしまいます。
それぞれの地域が身近に感じられ、実際に訪れてみたくなる物産展でした。


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