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研究ハイライト

VERA NEWS

2ビーム同時天体追尾成功 (第15号:2002年4月18日発行)

2002年3月21日に入来局において、2ビームを用いて2つの天体を同時に追尾する試験が行われ、天球上で0.646度離れた2つのメーザー天体W49NとOH43.8-0.1の同時観測に成功しました。

これにより、2ビーム駆動機構を用いて2つの天体が正しく観測できることが初めて確認されました。
また、水沢局でも4月17日に同様な観測が行われ、同じ天体ペアの同時追尾に成功しました。2月のファーストフリンジ検出(VERANEWS第14号)とあわせ、2ビーム位相補償VLBIの実現に大きく近づいたといえます。

また、第4局目にあたる石垣島局では、これまでに受信機やデジタルバックエンドなどの各サブシステムのインストールも完了し、単一鏡としての試験が間もなく本格化します。

>> PDF(598KB)


2ビーム同時追尾成功時の運用計算機の画面表示
(右上がビームAで受信したW49N、右下がビームBで受信したOH43.8-0.1のスペクトルで、積分時間は1秒)。



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