今後の展望

3つのKaVAの主要研究グループが2015年から2016に掛けて大型観測事業を開始しました。そのうち、本研究をリードしてきた晩期星研究グループは新たに大型観測事業推進チームを発足させ、今後数年(星の変光周期の2—3倍の期間に相当)にわたって連続撮像する星の選別のための大規模な観測に着手しました。2017年からは、選別された星々に対してそのような観測を継続する予定です。また、同じく日韓共に運用に参加している南米チリにあるALMA(Atacama Large Millimeter-submillimeter Array)との共同連続撮像により、メーザー以外の電波放射も撮像することになり、星周縁のダイナミックな全貌を解明することを目指します。