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VERAとは
VERAと他のプロジェクトとの連携
KaVA(日韓合同VLBI観測網)
日韓合同VLBI観測網KaVAは、KVN and VERA Arrayの略です。
韓国天文研究院(KASI)による韓国VLBIネットワーク(KVN)と、日本の国立天文台(NAOJ)によるVERAが連携して、より強力なVLBI観測を推進するプロジェクトです。
2010年にKASIとNAOJの間でVLBIの共同研究に関する協定が締結され、様々な準備を経て、2012年から本格的な運用が始まりました。
KaVAのネットワークは 7局21基線で、最大基線長は 2270km です。(VERAは4局6基線、KVNは3局3基線です。)
観測周波数は 23GHz と 43GHz で、分解能はそれぞれ 1.4mas と 0.8mas です。
VERAのみの場合よりも、更に高い感度で観測することができます。
例)研究成果:KaVAが活動銀河核の詳細なイメージングに成功
図1:KaVAのアンテナ群(出典:KaVA公式サイト)
図2:KaVAのネットワーク
●はVERAのアンテナ、●はKVNのアンテナを示す。
<KVN>
Seoul(Yonsei大学)、Ulsan(Ulsan大学)、Jeju島(ex-Tamna大学)にある 3局の21m電波望遠鏡によって構成される韓国のVLBIネットワークで、最大基線長は 500km です。
観測周波数は 22GHz、43GHz、86GHz、129GHz です。
観測の成果など
- KaVAが活動銀河核の詳細なイメージングに成功 2015.2.16
- 日韓合同VLBI観測網KaVAによりVLBIで初めて44GHzメタノールメーザーを検出 2014.11.25
- VERAとKVN間で初フリンジ検出 2008.11.30
関連リンク
- KaVA公式サイト [英語]
- KaVAとの共同利用について [英語]