石川さんが携わった歴代計算機をいくつか案内していただきましょう。題して、水沢観測所の計算機タイムトラベルツアー!
こちらはIPMS中央局業務のため初めて導入された電子計算機システムです。
貴重な写真ですね。コンピュータという言葉そのものに近未来を感じた頃ですよね。
あら♡オシャレな男性。
ははは(笑)、20代前半の私です。当時はオペレータ要員が交代で計算機入力・出力作業を行っていたんですよ。
いかにもコンピュータルームという雰囲気ですね。
当時は入出力媒体として大量の磁気テープが使われていました。
この頃になるとプログラミング、データ入力に本格的に端末が利用されるようになってきます。
現在のような入力スタイルに変わってきたのですね!
1973年に文部省緯度観測所に研究補助員として入所し、以来40年以上にわたって水沢観測所の計算機システム、ネットワークシステム等の運用・管理を担当しています。最近では天文学専用として世界最速のスーパーコンピュータ「アテルイ」の導入に関わり、高速ネットワーク回線の利用にも携わっています。趣味は音楽。特に洋楽が好きですが、時々謡曲も謡います。
国際極運動観測事業 (International Polar Motion Service, IPMS)
このシステムで MARK Ⅲ VLBIアーカイブデータの変換処理やデータベース化も試みられた。
ちなみに水沢観測所の田村良明さんが円周率の計算で世界一を達成した際の計算機である。
VERAに夢中!第5回を参照