ポスター「なにがわかった!?ブラックホール研究の最前線」を公開しました
新しい学習コンテンツとして「なにがわかった!?ブラックホール研究の最前線」と題したポスターを公開しました。
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2019年4月のEHT最初の成果発表から2年、この間にEHTプロジェクトが明らかにしてきたブラックホールの姿をポスターにまとめました。ポスターの中で気になるトピックを見つけたら、ぜひ詳しい記事をご覧ください (成果報告のページ)。
このポスターは自由にご利用いただけます。申請の必要はありません。
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ポスター制作:
田崎文得 / 国立天文台水沢VLBI観測所
2021年4月22日
EHTによって史上初めて撮影されたブラックホールは、楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホールの2017年4月の姿でした。 まさにその時、ブラックホールやそこから噴出するジェットには何が起こっていたのでしょうか? EHTだけではわからないこの謎を解明するために、地球上そして宇宙にある様々な波長の望遠鏡 (電波、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線) がEHT観測に合わせて一斉にM87中心核を観測していました。 望遠鏡の総数はEHTを含めて19台にも及びます。 同時期に様々な波長の電磁波で見たブラックホールとジェットの姿が明らかになったことで、シャドウが撮影された時には極めて「おとなしい」活動状態であったことがわかりました。 また、理論・シミュレーション研究の結果と比較することで、EHTで撮影されたリング構造の領域とは異なる場所からガンマ線が放射がされていることがわかりました。 これは、ジェットの形成メカニズムを解明するための重要な手がかりを与える成果です。
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EHTで2017年に観測したデータを解析することで、楕円銀河 M87 の巨大ブラックホールのごく近傍からやって来る電波の偏光を捉えることに成功しました。これは、ブラックホールの周りに整列した磁場が存在することを初めて直接的に示す成果で、銀河の中心からどのようにパワフルなジェットが噴出するのかを解明する鍵となります。
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