ブラックホールの画像から一般相対性理論を含む多様な重力理論を初検証
2019年、イベント・ホライズン・テレスコープ (Event Horizon Telescope, EHT)国際協力プロジェクトのチームは、楕円銀河M87の中心に位置する巨大ブラックホールの最初の画像を発表しました。今回、EHTの研究者たちは、アインシュタインの一般相対性理論を検証するためにEHTの観測で得られたM87巨大ブラックホールのデータを分析しました。検証によると、ブラックホール・シャドウの大きさは、一般相対性理論で見事に説明できます。さらにほかの重力理論で同様に検証したところ、それらの理論でM87のブラックホールを表現する余地も残されていることがわかりました。