新しいEHT観測から明らかになったM87ブラックホールの予想外の偏光の反転
国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は、楕円銀河M87の中心にある巨大ブラックホールの新しい詳細な画像を公開し、ブラックホール付近の偏光パターンが変化する動的な様子を明らかにしました。さらに、研究者たちはEHTの観測に基づき、ブラックホール・シャドウの周りのリング構造に接続するジェットの根元の兆候を初めて発見しました。 欧州の天文学専門誌『アストロノミー・アンド・アストロフィジクス』に9月16日付けで掲載されたこれらの研究成果は、ブラックホールを取り巻く極限環境で物質とエネルギーがどのように振る舞うかについての新たな知見を提供するものです。