国立天文台水沢地区に設置された最初の本格的な電波望遠鏡として、1992年に完成しました。直径10mで、2GHz、8GHz、22GHz、43GHzの各周波数帯を観測できます。
地球回転や測地のVLBI観測を効率的に観測できるように、短時間に天体を切り替えられる様にデジタル駆動方式を新たに開発しました。野辺山45mなどと共に国内VLBI網の共同利用に供され、水メーザーのVLBI観測などに力を発揮しました。その後、RISEの技術開発や、VERAの性能確認、VERAとタイアップした観測などに使われています。