■黄色の散策路をご利用ください。
国立天文台水沢キャンパスをご見学の際は、まず奥州宇宙遊学館にお立ち寄りください。パンフレットの配布を行っております。
構内は09:00から17:00までのあいだ、ご自由にご見学いただけます。
地図中の番号はおすすめ順路です。
奥州宇宙遊学館は小さなお子様から大人の方まで宇宙科学を楽しく学べる科学館です。時代を感じさせる建物は当観測所の前身である緯度観測所の本館として使用されていました。
館内では、国立天文台4D2Uプロジェクトが開発した4次元デジタルシアターのほか、科学の不思議を見て触って体験できる展示を常時公開しています。また、天文台やJAXAの最先端装置の展示や最新成果の紹介などの特設展示も日々更新しております。
その他、サイエンスカフェや月例観望会、不定期での科学イベント、ワークショップなども企画しております。詳しくは下記までお問い合わせください。
3次元+時間で4次元の宇宙旅行が楽しめます。
月探査衛星かぐやのレーザー高度計のデータを元に忠実に再現しています。
水星、金星、地球、火星、...、他の惑星での重さの違いを体験できます。
夕日にたたずむ建物が歴史を感じさせます。
木村榮記念館は緯度観測所の初代所長、木村榮(ひさし)の業績を顕彰する記念館です。
館内では、当時の所長室の再現のほか、木村がZ項を発見した際に観測で使用していた眼視天頂儀(望遠鏡)や、その後Z項の究明のために用いられた歴代の観測装置、木村に授与された第一回の文化勲章など貴重な資料を展示しております。木村の肉声も聞くことができます。
館内のパネル展示は小学校高学年以上を対象とした詳細な内容となっております。詳しくご覧になりたい方はご見学のお時間を長めに見積もられることをお勧めいたします。
目線の先には木村が実際に観測していた眼視天頂儀室があります。
計算が達者であった木村が使用した算盤や計算尺などが展示されています。
Z項発見による天文学への貢献を表して授与された第一回の文化勲章です。
木村が観測に使用し、オーストラリアにも貸し出された眼視天頂儀の1号機です。
1899年から1927年まで緯度観測が行われた建物です。初期の観測結果からZ項が発見されました。
鉄板の内壁と外側のガラリにより観測室内外の温度差を小さくする工夫がされています。
1987年に国立天文台水沢地区ではじめての電波天文観測基礎実験がこのアンテナで行われました。
緯度観測所時代は星の光学観測を行っていましたが、このアンテナにより電波観測の時代が訪れました。このアンテナと遠く離れた他のアンテナで星の電波同時に受信するVLBI観測により、それまでより高い観測精度を得ることができるようになりました。
VERAの観測網は、水沢、入来、小笠原、石垣島の各4局からなります。
この4つの観測局の20m電波望遠鏡を組み合わせて観測すると、直径2,300kmの望遠鏡と同じ性能を発揮することができます。
国立天文台を中心に、多くの大学や研究所からさまざまな分野の研究者が参加し、VLBIという電波干渉計の手法を用いて、銀河系内の電波天体の距離と運動をこれまでにない高い精度で計測し、銀河系の真の姿を明らかにします。
アンテナの高速移動支える台車です。水沢と入来にしかない、雪かきが見えます。
直射日光による急激な熱膨張を抑えます。高精度観測には1mmも大きな差です。
世界でVERAだけの2ビーム受信機を格納するために他にはない大きさです。
夜間監視のための照明には低圧ナトリウムランプを使い光の環境を守っています。
国立天文台水沢地区に設置された最初の本格的な電波望遠鏡として、1992年に完成しました。
野辺山45mなどと共に国内VLBI網の共同利用に供され、水メーザーのVLBI観測などに力を発揮しました。その後、RISEの技術開発や、VERAの性能確認、VERAとタイアップした観測などに使われています。
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