琉球大学との連携授業、観測実習を石垣島で開催

 2009年から始まった琉球大学と国立天文台との天文学の連携授業が、8月22日から開催されました。

 石垣島に国立天文台の最先端の施設(VERA石垣島観測局、石垣島天文台)があることから、2009年に琉球大学でも天文学が学べるようにと、両者が連携協定を結び国立天文台との連携授業が毎年行われています。共通教育の一環で、定員は30名ですが、全学部から毎年2倍以上の希望者がある人気の授業となっています。

 今年は、8月22日から、琉球大学本部のある西原キャンパスで座学(授業)が始まり、8月29日からは石垣島で、4日間の観測実習が実施されました。

 座学(授業)は、琉球大学のサテライト大学(石垣市は、市立図書館視聴覚室)として、視聴(無料)できるため、多くの一般市民の方も参加しています。

 石垣島での観測実習は、VERA石垣島観測局の20m電波望遠鏡と学生たちによる手作り電波望遠鏡で、天の川からの電波を観測、また石垣島天文台では、超新星の明るさを観測したり、望遠鏡の組み立てなどが行われました。

 連携授業は「琉大でも天文学が学べる」と人気で、8年目を迎えますが、高校生の美ら星研究体験隊などで新天体の発見も相次いでいることから、天文学を学べる大学への進学者も増えており、これを機会に琉球大学にも天文学講座ができることが期待されています。

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