ALMA Workshop 2021 ALMAによるミリ波/サブミリ波VLBIのサイエンス

  • 背景

     ALMAは建設開始から10年が経ち、空間分解能ではバンド7での最長基線の配列によって10ミリ秒角に迫る高空間分解能を達成している。さらに、ALMAはGMVAやEHTによるVLBI観測に参加して230 GHzで20マイクロ秒角のさらに高い解像度での観測を可能にし、M87A中心にある超巨大ブラックホールシャドウの初撮像という歴史的な成果も挙げている。
     ALMAによるサイクル8までのVLBI共同利用観測はバンド3・6での連続波観測に限定されていたが、Cycle 9以降はスペクトル線によるVLBI観測モードの公開も計画されている。これにより、ALMAを用いたVLBI観測は、ミリ波/サブミリ帯のメーザーを用いた新たな研究テーマへの発展も期待される。また、連続波VLBIについても、AGN以外の様々な天体に拡張できる可能性もある。そこで、ALMAによるVLBI観測を活用する上で幅広い観点でのサイエンスについて議論を行うことがCycle 9の共同利用公募を前に求められている。
     この目的のために、今回、ミリ波サブミリ波VLBIによるサイエンスを議論するアルマワークショップを開催する。ワークショップでは、現在行われているセンチ波ミリ波帯でのVLBIでは達成できない、アルマによるミリ波サブミリ波帯でのVLBI観測によって初めて可能となるサイエンスについて議論を発展させたい。

  • ホームページ

    https://sites.google.com/view/almaworkshop2021-vlbi/

  • 日程

    2021年12月20日(月)、22日(水)

  • 実施形態

    オンライン開催



画像クレジット
Credit: ESO/O. Furtak

CSS not active

JavaScript not active