2021年7月9日、高橋ひなこ文部科学副大臣が岩手県奥州市の国立天文台水沢を視察されました。
まず水沢VLBI観測所長の本間希樹が国立天文台水沢を代表して、水沢VLBI観測所(VERA)やRISE月惑星探査プロジェクト、CfCA天文シミュレーションプロジェクトの紹介や、臨時緯度観測所にはじまり120年を越える国立天文台水沢の歴史について説明を行いました。その後、VERA20mアンテナや旧眼視天頂儀室、木村榮記念館などを巡り、木村榮記念館では、臨時緯度観測所として水沢で観測が始まった頃に使用していた眼視天頂儀一号機(実物)をご覧になられ、近代科学の発展に重要な役割を果たし、科学技術関係の歴史資料としての重要性をご説明いたしました。スーパーコンピュータ「アテルイⅡ」ではCfCA天文シミュレーションプロジェクト長の小久保英一郎より性能や研究成果の説明がありました。明治より続く天体観測の地で当時の様子から、最新の天文学の研究技術や成果まで、幅広くご覧いただきました。
CSS not active
JavaScript not active